272・和歌山 花山温泉
温泉
館内掲示の概要。要約すると花山温泉はとにかくすごい!と書いてある。
成分分析表
冷鉱泉・・・ではないが25.2℃とかなりぬるめの温泉。pHは6.3と弱酸性、成分総計が19.75g/㎏あるので、大体生理食塩水の倍近い高張性温泉。鉄分(第二鉄)が結構エグい量入ってる。
今回和歌山を旅することに決めたのも、駅からタクシーで直ぐのところにこんなナウい温泉がある事に目を付けたからである。
概要
JR和歌山駅から歩けなくもないが、まぁまぁあるのでタクシーか送迎バスを使うのがベスト。しかしこうしてみると和歌山って結構コンパクトに収まってる感じの街ですね。意外に住みやすいんじゃないの?
今回の旅は別府からさんふらわあでスタート。新しくなった船に乗ってみたかったんすよ。夜に出発して、翌朝早朝に大阪港に到着。
船内は豪華絢爛そのもの。外人ばっかり!!
座敷牢みたいなカフェラウンジがあった。
客室エリアはこんな感じ。何もかもがピカピカですよ。
当然大浴場もある。シャワーもピカピカで浴槽にはジャグジーもあり。
快適です。
行きは寝台室で移動。ハンガーにコンセント、必要なものは一通り揃っているが、荷物スペースは部屋の外のロッカーを利用する仕組みになっている。あまり大きなものは寝室には持ち込めないので注意。
一方帰りのスーペリアシングルはほぼビジホでした。部屋にシャワールームもトイレもある。値段は・・・片道3万!!クッソ高いが、弾丸往復プランで帰りに利用すると半額になります。今回は行きの寝台が15000円、帰りのスーペリアシングルが15000円で往復3万で片が付きました。まぁその分弾丸旅行だったけど。
フェリー内部はお土産売り場も充実。
自販機コーナーはあまり珍しさはない。
残念ながらニチレイの冷凍食品自販機は姿を消し、カップラーメンの自販機が食堂と売店以外での唯一の食料となっている。
船内ビュッフェは利用する価値があると思われます。刺身からカレーライスまで一通り食べれます。ブリカマが食べ放題だったのがとても印象的だった。
総評
浴場は写せないのでお湯のみ。
成分を象徴するような赤茶けた濃い複合泉。塩分も濃いし、鉄分も濃いし、炭酸ガスも豊富。とにかくパンチ力のある強力な温泉だった事は言うまでもない。地元和歌山のテレビが何度か取材に来ているようで、最近急に知名度が上がっている模様。
成分の濃さが尋常ではないので、相当量のスケールが取れる模様。
加温湯なので温度はほぼ適温であるが、ここまで炭酸ガスが濃いと温感にも影響してくるので、実際に何度くらいの湯に入っているのか少々予想しづらいのがポイント。
とにかく強い湯で、欲を言えばもっと寒い時期に来ればよかったなと思った。(今回は夏に行った)
美食
和歌山駅前には多田屋っていう朝から飲める居酒屋があるんですよね・・・。
まずはビールからスタートし、そして地酒へと流れる。
これも予め調べてから行きましたが、フェリー到着が早朝で、そこから移動で朝10時には和歌山駅につき、移動と入浴で11時くらいに風呂を出て、そこから酒を飲み始めるという最強の布陣で旅行を楽しんだ。
地物らしい牡蠣。
いつだって食べるよ鹿肉。
クジラの肉は凍っていた模様。
刺身も食べたが、普通に美味かったけど、よそと比較すると別府で食べる刺身の方が勝ちかな?という感じであった。
夏だったので茄子もいただいた。ぶっちゃけこれと夏野菜の漬物が一番うまかったかもしれん。
〆の和歌山ラーメン。井出商店がめっちゃ並んでたので、近くの龍王亭でチャーシュー麺を食べた。大体イメージした通りの和歌山の醤油ラーメンって感じ。
さて、飛んで埼玉では大阪の植民地とされている和歌山ですが、和歌山駅周辺は温泉ありの飲み屋ありの〆のラーメンまで揃っていて、お土産にデパ地下で梅干し買って帰れるというコンパクトさは高く評価したい。
特急使えば大阪まで一瞬で出れちゃうし、もうちょい南下したら南紀白浜温泉もある訳でしょ?住むには悪くなさそうだけどねー。
次は季節を変えて来てみたいと思います。
271・天ケ瀬温泉 ひたや他
温泉
温泉街の様子。豪雨で大変な被害を受けたところであるが、このように渓流沿いの温泉も復活し、大変風情があってよい。
成分分析表
撮影したはずなんだけど、データなし。
天ケ瀬温泉エリアによって泉質が異なるが、渓流沿いの温泉はいずれも微かに硫化水素を含んだ塩類泉である。同じ渓流沿いでも場所によって泉質が微妙に異なる。
今回の旅館についてリンク張っておく。
概要
天ケ瀬温泉はこのように渓流時に沿ってあちこちに源泉が出ていて、硫黄の含有量もそれぞれ異なる。恵の湯とバラの湯と駅前温泉を過去に紹介しているが、成分分析表に関してはそちらも参照してほしい。
総評
まずは以前にも紹介してある駅前の共同浴場。相変わらずここが一番硫黄成分が濃く、見てのとおりの白濁泉と硫黄臭が漂っている。皮膚への刺激感もここが一番。
次に冒頭に載せた写真の薬師湯。ここも若干の硫黄臭があるが、駅前温泉ほど白濁してない。この他に旅館ひたやの前にも神田湯という湯があるが、あれは恐らくひたやの湯と全く同じとみた。
こちらは旅館ひたやの貸し切り湯。透明度は一番高く、神田湯はここのあまり湯を供給しているのではないかと思われます。硫黄臭はだいぶ薄く、普通に塩類泉といった見た目と浴感である。温度も高く、結構ガッツリ芯に熱が通る感じのお湯でした。
今回ははしご湯したため最後の方はもう湯あたり気味になってしまったが、この宿は小規模宿故に温泉は全て貸し切りで利用できるため、ゆったりと時間を使うことができた。
美食
日田屋の旅館飯。これだけだとあまり見栄えはしないが、
イノシシを使った牡丹鍋に、
鹿肉のステーキも付く。鹿肉は比較で言うと北海道のエゾシカの方が味では勝っていた感じであるが、牡丹鍋は猪の脂の甘みが絶品で大変美味でありました。イノシシは北海道にはいないからなぁ。
やっぱジビエは何の餌を食べているかも重要よね。
270・鉄輪温泉 ホテル鉄輪の湯
温泉
ホテルの部屋からの景色。別府である意味一番いい立地の温泉。
成分分析表
ホテル鉄輪と黒田屋は系列であり、源泉は隣の黒田屋のものと同じ源泉が使用されている。ちなみに、立地的に黒田屋はちょうど白池地獄の裏手にある為、恐らく源泉そのものはこの白池地獄と同じものなのではないかと推測する。
成分的には普通に塩化物泉で、熱の湯と呼ばれる泉質。硫黄成分はほぼ見受けられないのだが、なんと白濁泉である。かまど地獄で解説が書いてあったが、シリカ由来の成分による可視光の部分反射で青白く見えるらしい。
概要
地図で見ると一目瞭然。白池地獄のすぐ下に黒田屋があり、みゆきの湯を挟んでホテル鉄輪という立地。みゆきの湯も同経営なので、そちらを使っても同じ湯は入れるものと思われるが、今回宿泊したのは価格の安いホテル鉄輪だったのでこちらを紹介する。(棒読み)
というか、ここ日帰り入浴料金も安いし、比較的空いてるんですよね・・・。
総評
みよ、この温泉の色。これこそ温泉!と言わんばかりの白濁ブルー。
匂いはほぼ硫黄臭はせず、無臭に近い。浴槽をよく観察してみると色々と面白い点がある事が判る。手前側と奥の色の違いに注目。
これは源泉から遠いぬるめの部分の浴槽。
これは源泉から近い浴槽の熱いエリア。よくわかりにくいかもしれないが、こっちの方が青みが薄く、ちょっとだけ透明度が高いのです。
そしてこれが激熱の生源泉。ここはもう完全に透明だが、少し青みが見えなくもない。
つまり、この源泉は曝気時間で色が変化して青みがかった白濁を呈していくという事です。同じ浴槽内でも湯の鮮度に差が見受けられるという点でも非常に面白い。
過去にも新潟の咲花温泉
で浴槽による濁度の差を提示したことがあるが、ここは硫黄成分とは別の要因で起こっている可能性もあるので、そこは色々と興味深い。
比較として湯布院泰葉のお湯も載せておくが、恐らく泉質的にはこれらの湯はかなり近い性質があると思われます。ホテル鉄輪のお湯は浴槽の規模的にこの泰葉ほどの鮮度はないが、浴感はツルツルとしていながらしっかりと芯に熱の通る王道の温泉といった感じで、両者には明らかな共通点がある。
別府温泉の王者として相応しい名湯ですね・・・。
美食
素泊まりだったので近場の居酒屋で食べたのですが、料理撮るの忘れてましたね・・・。リンクだけ張っておきます。
269・大分温泉Business Resort休庵
温泉
施設内部。ビジホのレベルを超えたハイパーな部屋が自慢の施設である。
恐らく元はラブホだったのではないかと思われる。
成分分析表
掲示なし。見た目は黒いモール泉であり、塩味もないため恐らく単純泉か、薄めの重曹泉だと思われる。
概要
この謎立地よ。市街地からも離れてるし、マジで元はラブホだったんだろうな、と。
大分県も大在エリアは温泉が出るので、温泉付きのハイグレードビジホにしたという感じである。
今回泊まったのは休庵の方だが、近くには更に高価路線の宗麟という系列宿もある。
恐らく同じ温泉だと思われます。
アメニティの類もハイレベルで、コンセプトは見て取れる。
ただ、安い時と高い時の価格差が顕著であり、安い時は1泊12000円位から泊まれるが、高い時は3万くらいまで跳ね上がる模様。
この大画面で見るプリキュアの素晴らしき事よ。
日曜の朝はプリキュア、これはできる大人の嗜みですからね?
サンデーモーニングなんか見ちゃいけません。
総評
なんとこのBusiness Resortシリーズのホテル、全室に温泉が完備されている。
屋上にも露天風呂があるが、豪華な部屋で直ぐ温泉入れるのマジで最高すぎなんすよ。
わかりにくいけど、少し気泡の立っている黒褐色の湯。
アッー!いけません!これはラブホの名残か!?でもおかげでお湯の気泡が見えますね。
さて、ネタはこの辺にして肝心の浴感ですが、気泡といっても炭酸泉というわけではなさそうです。重曹由来で多少の炭酸ガスは発生しているかもしれませんが、恐らく気泡は別の要素ではないかと思われます。モール泉自体に気泡が出ることはよくあるので、つまりそういう事かと。ツルツルはしますが熱の湯という感じはしなかったので、単純泉なのかもしれません。
一晩かけ流しにしているとこのように大量の気泡が浮いていた。ちなみに湯量は自由に調整でき、源泉はかなり熱いです。そこは評価高いですね。
美食
この宿は厨房がなく、基本夕食を提供していないので、外で食べてくることになります。んで、近くにはあんまり店ないんですよね・・・。
近くのファミマの駐車場に函館ラーメンという気になる看板があったのでイートイン。
敢えて醤油つけ麺を頼んでみたのですが、まぁ可もなく不可もなく・・・。函館感を知るには普通のラーメンにするべきだったかもしれませんが、これはこれで普通においしかったですよ。次に行く機会があったら別のラーメンにも挑戦してみようかな。
268・多良竹崎温泉
温泉
今回宿泊したのは旅館・鶴荘。
部屋より有明海を望む。
成分分析表
単純泉。ギリ25℃越えのギリ温泉ともいう。
成分総計がなんかおかしい。16.22gって16220㎎/kgだから強塩化物泉じゃない?もしそうなら蒸発残留物がこんなに少ないはずないので、まぁ色々古いデータなのでしょう。
加水して加温して塩素循環したらそれはもう普通のお風呂なんよ。
そもそも源泉が細いのでしょうね。
概要
アクセス悪いのがポイント。そもそも佐賀自体がアクセス悪いのだが、太良町はずるずると市街地を抜けた先にあるのでなおのことアクセスが悪く感じる。
鹿島市内まではまぁまぁ市街地。そこから南は信号機は減るが、片側一車線の追い越し不可な道路が延々と続くので、まぁ遠いですよ。その代わり、道の駅含め美味そうな飲食店がちらほら目に入るので、恐らくここは佐賀県民にとっても何かしらを食べに来るところなのでしょう。
総評
うーん、もともと薄いギリ温泉を加水して加温したら、それはもう普通のお風呂なんよ。
でもいいんです、ここは温泉メインの旅館ではなく、酒を美食を嗜みに来るところなのだから。
美食
道の駅で食べた焼き牡蠣。
そらもうプリュンプリュンよ。魅惑のどやんすボディ。
たら竹崎といえばワタリガニと牡蠣。
どちらも食べた上に佐賀牛まで食べてる辺りが罪深いぜ。
ちなみに前菜類は食べ放題。カニがなくても十分満足できる。
いや、カニはやっぱ要るわ。ここまで来てカニなしで満足なわけないじゃろがい!
ワタリガニはカニみそがうめーんだ。大きいやつもいいけれど、小さいのは小さいので小味が効いているのでそれはそれで全然あり。
ちなみに旅館のベテランのおばちゃんがこういう風に食べやすくしてくれます。
そして忘れてならないのが日本酒サーバー。
鶴荘ではこのように佐賀の地酒を広く味わうことができます。90分飲み放題。
純米吟醸ランクまであるので、そこそこ良い酒置いてくれてます。
あぁ^~最高だぜ。
ゾンビランドサガをきっかけに注目し始めた佐賀県ですが、呼子イカやらの海産物から、佐賀ほのか等有名なブランドフルーツ類、
あとレンコンとか、地味に食べて美味しいものがそろっています、日本酒も県内各地に酒蔵があり、そもそも稲作が盛んなんで意外に走攻守バランスのとれた県なんですよね・・・。
そもそも佐賀が地味なのって、佐賀市内に何も観光資源がないのが問題なんじゃね?
と、ミサカはミサカは気付いてみたり。
さぁ、そのアクセスの悪さを君は乗り越えられるか?
267・倉橋桂浜温泉
温泉
施設外観。そこそこきれいな温泉施設である。
館内には土産物売り場のほか、飲食店などもあり。
成分分析表
こうしてみると何処にでもある塩類泉という感じだが・・・
露天風呂は結構ガチってる等張泉で、湯につかって足を延ばすと、浮力で足が浮いてくる程度の塩分濃度がある。
概要
今回はなんとまさかの広島県。Sya〇uさんの生息地江田島と比較的近い場所にある。
そもそも温泉がない(高温の源泉がほとんどない)事で有名な広島であるが、倉橋桂浜温泉も例外なく冷鉱泉。ただ、塩分濃度はガチで濃いので、お湯の温熱効果は割とガチ。
広島市内から呉経由で音戸町に入る訳だが、今回は広島市内で友人2名を積んで移動。
あ、うっす・・・。
Welcome to Ondo!!
\ い い よ ! ! こ い よ ! ! /
たまげなかった音戸町の大人はえらい。そこは誇っていい点であります。
このポストをデザインしたホモガキは地元の人達に一生をかけて恩を返して、どうぞ。(戒め)
牡蠣の季節ではなかったので、他の海鮮を食べました。(後述)
今回の温泉は音戸大橋を渡った先の、倉橋島の最南端にあります。
広島市内に住んでるとこの辺の島々は普通に車で行けてしまう為か、あんまり何の島、とか意識はしないんですよね・・・ただ、こうして大漁旗を展示しているところを見ると、海沿いの漁師コミュニティではやはり島生まれというのは特別なアイデンティティなんでしょうかね。
ちなみにサミット前だったので広島市内は警官がクッソいた模様。
お好み焼き自体は食べたが、お好み村は特に立ち寄りはせず。
とうかさんってここだったっけな・・・とか思いつつ散策。白神さんだった模様。
なんでやお稲荷(とうか)さんは三時のおやつだ。いつだってあるよキンピラ。
袋町小学校で114514年ぶりくらいに被爆遺構等を見学するなどをした。
総評
利用者が多かったので浴槽の写真はなし。
成分分析表のところで掲げてあるように、源泉は内湯と露天で別のものを使っており、見た目も浴感も明らかに異なります。
内湯にはサウナ、ジャグジー、水風呂、寝湯などがあって、一通り観光浴場としての設備はそろっている感じである。
先にも書いた通り、露天風呂では足を延ばすとふくらはぎの部分から湯に浮くような感覚があり、濃い塩分に由来する浮力が働いていることがわかる。
硫化水素が入っていたり、液性が酸性だったりはしないので、浴感はいたってマイルドであるが、しばらく漬かっているとジンと芯に響く熱感があり、その効果は浴後に強く現れてきます。
事実、普段温泉に入らない広島市内の友人は浴後に疲労がどっと表に出てきてしまい、帰りに車の後部座席で寝落ちするように爆睡してしまっていました。
人生色々あるので、普段から疲れてたってのもあるだろうけど、温泉に入り慣れてない人は1回の入浴で動けなくなってしまう事は多々ある為、温泉道はある種のスポーツといっても過言ではないかもしれません。
温泉の達人であるワイ氏の1日最高入浴回数は、野沢温泉の9回ですが、その日は流石に湯あたりで発熱しました。(翌日は回復)
このように、温泉並びに普段からの入浴習慣は地味に身体を頑強にしますので、ゆめゆめ入浴習慣を軽視せぬよう・・・。
美食
音戸町のいいよこいよポストの隣にある観光文化会館うずしおで昼飯を食べましたが、特選御膳がおいしかった。(小学生並みの感想)
ヒラメ、サザエ、タイ辺りが良い塩梅でしたな。
お好み焼きは2回程食べており、これはねぎ庵の月見ねぎ庵スペシャル。
ねぎてんこ盛り系のお好み焼きは昔からあったが、時に邪道と呼ばれたりもするけれど、地味に根強いファンもいる。
翌日はいせやみっちゃんでランチお好み焼き。王道はやっぱこっち系なんすよねぇ。
キャベツダブルにしたけど、ヘルシーで無限に食える。
あーまた食べたくなってきた。
皆さんも広島観光の際は呉辺りも含めて、音戸町で温泉込みの114514な旅をしてみてはいかがでしょうか。
266・赤川温泉&久住高原温泉
温泉
赤川荘の施設外観。九州の中ではそこそこ知られてる温泉であるが、全国的にはマイナー。
久住高原ホテル施設外観。
安い割に設備はなかなかいいホテル。今回はこちらに宿泊しました。
成分分析表
赤川温泉のポイントは冷たい冷泉である事と、自噴であるという点と含まれている硫化水素ガス量が桁違いである点に注目。ガス成分で硫化水素が29㎎/㎏って相当やで。
一方こちらは久住高原ホテルの内湯。なかなか陰イオンのバランスが取れた塩類泉であり、結構芯まで温まる。別府界隈にはない入り応えのあるお湯である。
個人的には結構好きな泉質。
概要
県外から来る人にとってはクッソアクセスが悪いが、比較的近くに長湯温泉と七理田温泉があるので、その辺とセットで入りに来ると良いかもしれぬ。
久住高原ホテルは赤川荘のすぐ近くにあるため、こちらもセットで入浴する事をお勧めする。ただ、夏場は久住高原ホテルはこの赤川温泉の湯を露天風呂に引いているため、同じ湯に入っているような気分にはなるかもしれない。でも鮮度が全然違うので、ちゃんとした硫黄泉に入るなら赤川荘をお勧めする。
ちなみにこの辺りは見晴らしの良い久住高原に位置しているため、観光的にもおすすめ。
赤川温泉の源泉。とんでもない硫黄の滓が堆積している。
風呂もまぁ、こういう色です。
飲泉も可能。ちなみに、ここから山を挟んで裏側に寒の地獄温泉があるわけだが、あちらもかなり近い泉質の湯であることから、恐らく同じ硫黄脈の源泉ではないかと思われる。
久住高原ホテルから北側を見た景色。ちょうどこの先の山が大船山であり、赤川温泉はその南側に湧出している。正面の山の裏側に寒の地獄温泉がある感じ。
同じくホテルから南側を見た風景。曇っているが、阿蘇山もハッキリと見えるため、ここだけなんかデッカイドーな雰囲気がある。久住高原は良いところなので、もうちょい知られてほしいところ。
総評
久住高原ホテルの内湯。
赤川温泉の湯は撮影できなかったので割愛。
今回は2種類の湯を紹介するが、赤川温泉の湯は冷泉であるが故に基本加温提供の内湯であり、確か土日しか入れなかったように思うので要注意。
浴感は寒の地獄温泉の湯とほぼ同じであり、加温湯と別に源泉が掛け流しされている水風呂もある。水風呂は通常の水風呂よりも冷感が強く、加温湯に入った後でも水締めにこの冷泉に入ると、やたらと身体が冷えたような感覚に陥る。熱の湯というよりはむしろ身体を冷やす系のお湯かもしれないですね、これ。
久住高原ホテルの露天風呂も同じ赤川温泉からの引き湯を使用して提供しているが、冬場はこのように内湯と同じ塩類泉になる模様。夏場の引き湯も入りましたが、源泉からかなり距離があるのと、加温提供しているためか、かなりお湯が臭かった印象。
入るなら絶対赤川荘のお湯のほうが鮮度が良いため、そちらをお勧めする。
久住高原ホテルの内湯は赤川温泉とは対照的に非常に熱通りが良く、湯冷めしにくい湯である。香りも悪くないし、温熱効果という点で見れば、温泉としては恐らくこっちの方が優秀。とはいえ、硫黄臭という点で赤川温泉を推す人も多い事だろう。
個人的には寒の地獄温泉と同様に「冷える湯」の印象が強いので、キマるなら久住高原温泉の方がおすすめだ。
美食
先付け。
久住高原ホテルは比較的安く2食付きのプランがあるのでお勧めだ。
お造り。
食事の全体量はあまり多くなかったが、それなりに地元の食材をバランスよく提供してくれていた。
焼き物(肉)
揚げ物。
ご飯物と香物。この後デザートもあってバランスはよかったです。
デブには物足りない量でしたが。