276・長者原温泉 オーベルジュコスモス
温泉
ホテル客室。最近買収で名称が今のオーベルジュコスモスに変わったようです。
美食に重きを置いた小規模ホテル。
うむ、こういうので良いんだよこういうので。
成分分析表
そこまで重い湯ではないが、鉄泉であるためそれなりに真熱に通る感じはある。
強塩類泉ほどではないのだが、まぁ熱の湯という感じか。
源泉は43℃につき、冬季は若干加温が必要だと思われる。
概要
長者原って九州以外では割と無名の観光地だと思う。自分も九州来るまで知らんかったし・・・。西日本エリアくらいなら知られているかもしれないが、関東圏の人はほぼ聞いたことないのではなかろうか。
しかしこの長者原、この狭いエリアに名湯がバカスカ湧いているんですよ。
景観もいいし、登山が趣味の方は是非とも来てみるといいと思います。
登山最盛期の九重登山口の様子。
オーベルジュコスモスはここから歩ける距離にある為、まぁ山登りが趣味で美食もしたい人には良いと思いますね。温泉もありますし。
あそこ由来の湧水が寒の地獄温泉
や、赤川温泉
の源泉となっているわけである。
ちなみに登山口施設にも温泉があり、
少し硫黄の香りがする足湯で登山の疲れをいやすことができる。
やっぱここは硫黄泉が基本なんですね。
ちなみに長者原自体も遊歩道が整備されており、晩秋はこんな感じで一面の薄野を目にする事ができる。箱根の仙石原とか相手にならん広さよ。
総評
温泉の色はこんな感じで、THE鉄泉って感じの色してました。道南の濁川温泉とかに近い色よね。しかしあちらはさらにアブラ成分やらナニヤラ含んでて塩分のパンチ力も強力なので、それらに比べるとだいぶ優しめの熱の湯といった感じでしょうか。
とはいえ成分分析表から推測した以上にはキマる入り心地で、少量ながらしっかり含まれた鉄分が仕事してる浴感でした。来シーズン以降は露天風呂も完成しているでしょうから、また折を見て泊まりに行くのもありですね。
美食
洋食の場合はワインで始めることもある海原雄山。
あぁ^~いいですね、こういうの。
サーモンカルパッチョの付け合わせがドライフルーツってのもお洒落じゃないですか。
ジャガイモのスープは美味い。遠く及ばないけどたまにコンビニでも買っちゃうね。
国産牛陶板焼き。
なんかつみれ鍋っぽいスープ。
ご飯物はリゾットでした。
〆はちゃんとご当地菓子「やせうま」を織り込んだデザート一式。
品数も多くスパークリングワインがちょうど1本空きました。
やはり温泉だけの宿泊も良いですが、美食との組み合わせる事で旅は最高に楽しくなります。
ちなみに朝ごはん。夜は洋食でもやっぱ日本人の朝は和食やな・・・。
この辺りの旅館やホテルは結構食に凝ってるところも多いので、意外と穴場ですよ。