温泉美食倶楽部活動報告書

温泉の成分分析表に興味ある人向け

266・赤川温泉&久住高原温泉

温泉

赤川荘の施設外観。九州の中ではそこそこ知られてる温泉であるが、全国的にはマイナー。

久住高原ホテル施設外観。

安い割に設備はなかなかいいホテル。今回はこちらに宿泊しました。

 

成分分析表

赤川温泉のポイントは冷たい冷泉である事と、自噴であるという点と含まれている硫化水素ガス量が桁違いである点に注目。ガス成分で硫化水素が29㎎/㎏って相当やで。

一方こちらは久住高原ホテルの内湯。なかなか陰イオンのバランスが取れた塩類泉であり、結構芯まで温まる。別府界隈にはない入り応えのあるお湯である。

個人的には結構好きな泉質。

 

概要

県外から来る人にとってはクッソアクセスが悪いが、比較的近くに長湯温泉と七理田温泉があるので、その辺とセットで入りに来ると良いかもしれぬ。

久住高原ホテルは赤川荘のすぐ近くにあるため、こちらもセットで入浴する事をお勧めする。ただ、夏場は久住高原ホテルはこの赤川温泉の湯を露天風呂に引いているため、同じ湯に入っているような気分にはなるかもしれない。でも鮮度が全然違うので、ちゃんとした硫黄泉に入るなら赤川荘をお勧めする。

 

ちなみにこの辺りは見晴らしの良い久住高原に位置しているため、観光的にもおすすめ。

赤川温泉の源泉。とんでもない硫黄の滓が堆積している。

風呂もまぁ、こういう色です。

飲泉も可能。ちなみに、ここから山を挟んで裏側に寒の地獄温泉があるわけだが、あちらもかなり近い泉質の湯であることから、恐らく同じ硫黄脈の源泉ではないかと思われる。

久住高原ホテルから北側を見た景色。ちょうどこの先の山が大船山であり、赤川温泉はその南側に湧出している。正面の山の裏側に寒の地獄温泉がある感じ。

同じくホテルから南側を見た風景。曇っているが、阿蘇山もハッキリと見えるため、ここだけなんかデッカイドーな雰囲気がある。久住高原は良いところなので、もうちょい知られてほしいところ。

 

総評

久住高原ホテルの内湯。

赤川温泉の湯は撮影できなかったので割愛。

今回は2種類の湯を紹介するが、赤川温泉の湯は冷泉であるが故に基本加温提供の内湯であり、確か土日しか入れなかったように思うので要注意。

 

浴感は寒の地獄温泉の湯とほぼ同じであり、加温湯と別に源泉が掛け流しされている水風呂もある。水風呂は通常の水風呂よりも冷感が強く、加温湯に入った後でも水締めにこの冷泉に入ると、やたらと身体が冷えたような感覚に陥る。熱の湯というよりはむしろ身体を冷やす系のお湯かもしれないですね、これ。

久住高原ホテルの露天風呂も同じ赤川温泉からの引き湯を使用して提供しているが、冬場はこのように内湯と同じ塩類泉になる模様。夏場の引き湯も入りましたが、源泉からかなり距離があるのと、加温提供しているためか、かなりお湯が臭かった印象。

入るなら絶対赤川荘のお湯のほうが鮮度が良いため、そちらをお勧めする。

久住高原ホテルの内湯は赤川温泉とは対照的に非常に熱通りが良く、湯冷めしにくい湯である。香りも悪くないし、温熱効果という点で見れば、温泉としては恐らくこっちの方が優秀。とはいえ、硫黄臭という点で赤川温泉を推す人も多い事だろう。

 

個人的には寒の地獄温泉と同様に「冷える湯」の印象が強いので、キマるなら久住高原温泉の方がおすすめだ。

 

美食

先付け。

久住高原ホテルは比較的安く2食付きのプランがあるのでお勧めだ。

お造り。

食事の全体量はあまり多くなかったが、それなりに地元の食材をバランスよく提供してくれていた。

焼き物(肉)

揚げ物。

ご飯物と香物。この後デザートもあってバランスはよかったです。

デブには物足りない量でしたが。