温泉美食倶楽部活動報告書

温泉の成分分析表に興味ある人向け

228・白糸の滝温泉(堀田温泉)

温泉

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施設外観。3つ限定の貸切専用温泉。

貸切は2人まで50分1000円。

 

成分分析表

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泉温は55.5℃なんですが―・・・。

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源泉は100℃とある。加水?いいえ、違います。

今回はこの謎に迫ります。

 

概要

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場所は堀田温泉の直ぐ上。というか裏。

別府インターからも近いので、高速で来る人にもお勧めできる温泉。

駐車場は広くはないが、数台分はある。結構な坂なので軽自動車は登りがきついか?

あと道も狭いのでデカい車は要注意。

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温度差の秘密はコレ。これはアレですよ、いわゆる人工造成泉の装置。

温泉から出る高温の蒸気を山水に通して、人工的に温泉を作っているという訳。

だから本当の源泉は100℃だけど、出来上がった温泉の温度は55℃になるという秘密。

ガチの源泉は浴用には刺激が強すぎるか、或いはまた別の所で使われてるんじゃないかなー。

 

総評

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今回は3つのうち最も熱い湯があった浴槽をチョイス。

湯が熱い=鮮度が良いという事。

時間的に真っ暗だったが、昼ならば窓の外は別府市内を見下ろすような景色が広がっている。外に遮蔽物が無いので、かなり開放感がある。

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泉質は単純硫黄泉。とはいっても溶解している硫化水素は少なく、加圧通気によってコロイド状になった硫化物が浮遊している。排水がそのまま下流に流れているので、ここの下にある堀田温泉から硫化水素の匂いがしていたのは、この温泉のせいかもしれないなー。

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こうしてみると白濁しているのが判る。匂いも色もかなり照湯温泉に似ているので、やはり同じ人工造成泉なのであろうと思われる。

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注ぎ口はこんな感じ。アチアチの源泉と山の水を引き込んだ水が注がれて温度調整されている。個人での調節も可。

 

浴感としてはかなりほぼ照湯温泉と同等の温泉だと思われるが、こちらは硫黄泉特有の刺激感があり、浸かると直ぐに熱さを感じてしまう。その為、長湯は休みながら出ないと難しい。硫黄泉とはいっても塩類は殆ど含まれない単純泉なので、その分熱を感じやすい泉質なのだと思われる。

 

一方で、温まりは早いが塩類泉に比べると冷えも早いので、浴後はあまり薄着ではいない方が良いなと感じた。しっかりと硫黄の匂いはあるので、別府感・旅行感は強く感じれる温泉だと思います。

 

美食

今回はネタ無し。

けど、入浴前にお願いすれば、浴後に出来立ての温泉卵を食べさせてもらえる模様。

そういう所は別府らしくて非常に良いなーと思うね。