190・別府 堀田温泉
温泉
宿泊した宿は別府温泉・風雅。ラブホ街の近くにあるけど、ラブホじゃないぞ!
こちらはその近くにある堀田温泉(公共浴場)。
源泉はそれぞれ地区の集中管理のお湯らしいが、別。
成分分析表
ホテルの温泉は経営が変わっても以前のホテルの名前を引き継いでいたりするので、恐らくそういうアレだと思われる。硫黄系の陰イオンも若干出ているが、炭酸水素イオンが目立つ。泉質はナトリウム・マグネシウム/炭酸水素塩・塩化物泉。
こちらが公共浴場の成分分析表。市の管理する堀田温泉タンクの成分であるが、陰イオンの配分がホテル風雅のそれと全然違う。立地的には目と鼻の先にあるが、泉質は大きく異なる模様。泉質は単純泉である。
概要
場所はどちらも別府インターの直ぐ傍で、結構丘の上にある。
距離も直線で300m少々くらいしか離れていない。
風雅の方は駐車場に源泉と思しきタンクがあるのを発見。同じ敷地内だし、多分これだと思うんだけど・・・。
部屋はこんな感じで、外から見るとラブホっぽいけど中は必要充分な環境が整っている。
総評
ホテル風雅のお風呂はこんな感じ。まったく無色透明の温泉で見た目は単純泉っぽいが、香りや浴感は確かに重曹泉っぽい独特のものを感じる。源泉も60℃位あるのを少量フローしているので、結構すぐ温まる温泉だ。施設そのものがビジホっぽいので侮っていたが、泉質は申し分なく源泉掛け流しの良泉である。
しかし残念な事に大浴場には露天風呂も水風呂も無いため、クールダウンしながらの入浴が難しいのがネック。
同浴場には堀田温泉の由緒が書いてある。
そしてもう一方の堀田温泉公共浴場の方であるが、こちらは公共浴場につき人がいる為撮影ができず。しかし温泉の質は全く異なっていて、市営の方の源泉は微かに白く濁り、周囲からは微かに硫化水素の香りがする。この源泉そのものは硫黄泉ではないため、恐らく含まれた硫酸イオンが下水の微生物によって変換されて生じた香りだと思われる。白い濁りは配管やタンク中に生じた硫黄化合物かもしれない。お湯そのものが白濁しているというよりは、白いコロイド粒子が漂っているので、光が散乱して白く見えている風にも思える。
こちらのお風呂には露天風呂があり、温度も適温なのでクールダウンを楽しみながら入る事が出来る。外気に混じる硫化水素の香りは何とも風情があるので、この温泉ならば鉄輪のような単純泉・塩類泉とは違う、別府という「温泉地」に来た感じを楽しめるのではなかろうか。
美食
前にも載せたかもしれないのだが、鉄輪を下った先にある菊の屋のチャーシュー麺+ネギ&キクラゲトッピング。
結構コッテリしていてパンチがある。替え玉は1回が限度だろう。更にライスを足すと後半ちょっと気持ち悪くなるので、ラーメンだけでちょうどいい感じ。