温泉美食倶楽部活動報告書

温泉の成分分析表に興味ある人向け

229・鴛野温泉 はなまるの湯

温泉

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施設外観。大分市内の温泉シリーズ。

 

成分分析表

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ナトリウム/塩化物・炭酸水素塩泉。

温度は43℃で、まぁ適温。成分総計は2843mg/kg。

低張泉ではあるが、大体3000mg/kg付近から浴感は変化する。

 

概要

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場所は大分駅からもやや離れており、学生が割と住んでそうなエリアに展開する温泉。

回転寿司の寿司めいじんを経営するグループが運営する温泉施設で、建物一棟が中規模の複合施設になっていて、中に色々なテナントが入っている模様。温泉はその内の一つである。

 

総評

例によってスーパー銭湯なので内部の写真はなし。

 

えー、泉質であるが、前述の通りナトリウム/塩化物・炭酸水素塩泉である。大分市内は割とこの泉質が多くて、透明度があって褐色を呈するツルツル系モール系温泉がやや多い印象であるが、一方で三川の湯や、天然温泉・天の川みたいに濁りのある泥炭系の温泉もいくつか点在している。

 

今回この鴛野温泉は後者であり、成分自体は以前紹介したおおいた温泉物語・三川の湯ほど濃くは無いのだが、ぬっとりと肌に張り付く泥炭系塩泉となっている。

 

別府界隈の温泉と比べると明らかに塩分面で濃いため、浴後の温熱効果に関しては明らかにこちらが上である。一方で単純泉に入り慣れた県民性を鑑みると、泥炭由来の香りや肌への刺激感はやや彼等からの好みが分かれるところであるが、成分そのものの効能で云えば、間違いなくこちらの方が熱の湯なので、ぶっちゃけ好みの問題という所にもなって来るかと。

 

客層は大学生などが多く、比較的若年層の利用者が多い。

複合施設の一部なので、他テナントにはジムなども入っており、そういった面からも地域住民のニーズが伺われる施設となっている。

 

個人的な評価ではこの温泉は天の川とほぼ近い印象をもっていて、泥炭系の温泉を求めるのならばまぁありな選択肢の一つ。しかし成分濃度は天の川や三川の湯の方が濃いので、それらに比べるとやや評価には劣るかな・・・と言った所。

 

ただ、立地や駐車場面も考えると天の川は結構駐車場が狭いので、個人的な大分三大泥炭泉で順列を付けると、

三川の湯(等張泉)>鴛野温泉(低張泉)>天の川(高張泉)

といった序列になるかな。

 

深夜2時までやってるのはめっちゃありがたいけどね。

 

美食

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インドカレー屋がテナントに入っている。

インドカレー屋にも色々あるが、ここは多分ネパール人系のインドカレー屋だな。

ネパールビール売ってたし。

味はまぁ、トマトベースの海老カレーと玉ねぎベースのチキンカレーを食べてみて、一般的なインド人がやってるカレー屋とそんな大差はないと思うのだが、スープはやっぱネパールっぽい香草効いた味付け。

あと、何故かご飯がターメリックライスじゃなくて、普通に日本米って所が若干気に放った。日本人向けにあえてそうしてるのかもしれないけどさ。

バナナラッシーも美味かったが、ドリンクつけると価格帯が1500円~2000円位になるので、ちょっと考えるよなーって感じではある。

 

札幌にいた時は結構安いインドカレー屋が徒歩圏にあったので、今思うと懐かしいぜ・・・。あと、定山渓の奥の豊平峡温泉とか、喜茂別インドカレー屋とか、なんやかんやでインドカレーは食べてたので、大分のインドカレー屋ももっと精進してほしいね。