温泉美食倶楽部活動報告書

温泉の成分分析表に興味ある人向け

209・山香温泉(神塩鉱泉)

温泉

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施設外観。

地域住民向けのこじんまりとした施設である。

 

成分分析表

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成分総計32146mg/kg。

前回暫定1位としていた天の川温泉を軽く3倍ほど超え、温泉県大分のナンバーワン高濃度温泉の座を更新。私のリサーチでは現時点で九州で最も濃い温泉となっています。

 

概要

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エリア的には杵築と宇佐の中間地点にあたる。あまり立ち寄るような雰囲気のない集落に存在する。

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概要としてこの上なく最適な解説が建物の外に掲示してある。

元は神塩鉱泉というそうで、町で買い取って一般公開とか、色々素晴らしいぞ杵築市

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周りの雰囲気はこんな感じ。場所は国道からは見えないが、看板はあるのでわかりにくいという事はないと思う。駐車場もしっかりと広さがある為、車でも安心して入りに来れる。

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目の前には川があり、どうも元々はこの川底から湧出していた鉱泉が由来の模様。

 

総評

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浴場には二つの浴槽がある。手前は38℃のぬる湯で、奥が42℃位の熱い湯となっている。加温式だが、一部冷たい源泉と混ぜる事で温度調整している。

味はかなり塩っ辛く、鉄の味もする。床は鉄成分で赤茶けており、掛け流しである為にスケールによる配管詰まりを予防する為か、排水もカランの水と温泉は別系統に分けてある。

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これぞ塩泉!って感じの濁り湯。そういえば北海道にもこういう温泉沢山あったなー。濁川温泉とか、二股ラヂウム温泉とか、あの辺の温泉は大体こういう色をしていたような気がする。この近くだと長湯温泉が近い感じか?

 

さて、浴感としてはぬる湯が実に素晴らしく、浴客の殆どはこちらに入る。九州の爺さん連中はあまり熱い湯を好まない傾向があるので、熱い湯の方はあまり人気が無いようである。その為、お湯の鮮度を確かめるには熱い湯に入る事を進める。

熱い湯といってもこれほどの高張泉になると低張泉と比べて温熱刺激は緩和されているため、そこまで入りにくい温泉では無いと思う。まーそれでもトータルで見ればじんわりと全身の発汗を促すぬる湯は素晴らしく、そもそも海水とほぼ同程度の濃度がある強い湯である為、なんやかんやでぬる湯を楽しむのが正解っちゃ正解ですね。

 

美食

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日出で食べたラーメン五九〇(ごくまる)の純味豚骨ラーメン。替え玉無料である。

大分県発祥のラーメンチェーンらしいが、他にも味噌とか塩とかちゃんぽんとか辛麵とか周辺の名産を色々取り込んで色々手広くやってるみたい。

ご当地感は薄いが、替え玉無料はスバラである。