222・観海寺温泉 杉乃井ホテル・棚湯
温泉
別府の中でも一際異質な存在感を放っている杉乃井ホテル。
とんでもなく豊富な湯量を誇り、敷地内にボーリング場、プール、ジム、ゲーセン等々・・・更には地熱発電施設まで有し、イルミネーションまで温泉発電にて賄うというマンモス施設。
成分分析表
ナトリウム/塩化物・硫酸塩泉。源泉は90℃以上あり、この熱で発電まで行う。
湧出量はとんでもなく多い。
概要
今まで色々なホテルに泊まったが、恐らく日本一の規模じゃなかろうかと思われる。
関東圏の人に分かるように例えるなら、東伊豆のDHC赤沢日帰り温泉館を更に巨大化させたような温泉。
ホテルの入口なのに既にホテル以外のテナントがメチャクチャ入っている事が判る。ちょっとした地方のイオンモールみたい。
パッと目にしただけでも、ホテル敷地内に2ヶ所以上の温泉、ボウリング場、ウォータースライダー付きプール、展望プール、プロント、セブンイレブン、ゴールドジム、ナムコランド、各種レストラン、大型土産物売り場等・・・これに4館にも渡る宿泊施設が合体しており、これもうちょっとした街だね?って感じだ。
お風呂場に行く道中に土産物屋やゲーセンが用意されており、子連れ家族などは否応が無しにお金を使わされる仕組みになっている。
ボウリング場の奥にまだ新しい施設が建てられているのが判る。
ちなみにスタッフも多国籍であり、英語、中国語など東南アジアに特に強い言語力を持ったスタッフが一通り揃っている。もうこれカジノでも作るしかなくない?外国の富裕層をパチンカスにしてしまえ!!
あと、駐車場も4階建ての立体駐車場が用意されており、キャパシティも充分。
総評
人が多い為撮影はNG。
代わりに撮ったこの写真は展望所から見た屋外プールの物だが、棚湯は更にこの上建物に設けられており、別府湾を一望するロケーションとなっている。
早朝の快晴であれば恐らく四国まで見渡す事が出来るだろう。
風呂の数多すぎぃ!!
泉質としては硫酸塩泉であるが、源泉が高温である事と、あまりに浴槽面積が広い事から多くは加水による湯張りであると思われ、ここは泉質云々よりもロケーションを楽しむべき温泉であるという事が判るだろう。
塩素はガッツリ効いており、泉質としての温泉感は薄い。
ただ・・・ふと懐かしく感じたのは、最初に書いたように伊豆のDHC赤沢日帰り温泉感のお風呂と非常に似た匂いがあった事だ。思えば、泉質も似ているといえば似ているし、提供環境も、言ってしまえばロケーションも非常によく似た温泉だと思いますな。
平日で1200円という価格設定までDHCそっくりであり、なるほどなぁーという感じである。しかし別府に来たら一度は入ってみるべき温泉かもしれません。古典的な温泉とはまた違った、マジでリゾート温泉の極みを楽しむ事が出来るだろう。
ちなみに私は埼玉に住んでいた時にこの温泉に7泊8日で宿泊した事がある。
当時を思い出すと、不思議と泊まってしまえばこの棚湯に関してはどうという感情は消え失せてしまい、ホテル本館の地下にある通常の大浴場に朝晩入っていたという思い出。浴感、お湯の質は確実にそちらの方が上なのだが、こちらは宿泊者限定なのである。観海寺温泉の真の実力が知りたい方は是非宿泊をお勧めする。
美食
前にも紹介したのだが、このラーメン五九〇は杉乃井ホテルの入口ともいえる交差点付近にもある。ホテルの飯はビュッフェスタイルなので、それはそれで悪くないのだけど、まぁ私そんな金持ちじゃないですからね・・・。替え玉無料のラーメン屋が一番!!