225・おおいた温泉物語 三川の湯
温泉
施設外観。旅人向きの格安ホテル感がプンプン。
こういう施設は何故か親近感がわく。
成分分析表
あぁ・・・!適温の等張泉!!
おんせん県大分でようやく見つけた奇跡の湯。
浸かっただけでこれが判るようになったら温泉ソムリエとしても一人前と言えるだろう。そして、その価値を知るべきでもある。
概要
立地的にはこう。別府からも大分駅からも離れてるし、まぁまず観光客が来るような所ではない。
どこぞの温泉物語とは恐らく無関係。館内は割とごちゃごちゃしていて、地元産のミカンが売ってたりする。詳しくは調べてないが、2階が宿泊施設になっているっぽい?
総評
写真は撮れないので割愛。
泉質一択で語るなら、大分県内では貴重な等張泉と言える。
モール質を含むが粘土質も混じる複雑な泉質で、加水があるぬる湯では緑色を呈し、源泉割合の濃い浴槽では黄土色を呈している。見た目や匂いの感じが知内温泉や濁川温泉のような道南・函館界隈の温泉にも似ているし、空知の北村温泉にも似ている。
これらに共通するのは8000mg/kg前後の濃い塩類泉であるという事と、肌に張り付く粘土質(泥炭?)を含んだ湯であるという事。
源泉は43℃ほどあってそれの掛け流しであるが、等張泉という事もあって刺激的な熱さは無く、じんわりと芯に伝わってくるお湯である。舐めてみると相応にしょっぱい。
大分は別府を中心に熱い湯がよく湧くが、どれも低張泉である為にこのようにジワリと芯に響く熱の湯はあまりないのが実情である。
個人的には非常に好きな泉質なので、今度は時間がある時に泊まりで来るのも悪くないと思う。
美食
今回は食べなかったのでなし。