温泉
施設外観。ほぼ民家。
しかしながら開湯碑が建っている。50年程の歴史があるらしい。
成分分析表
ちょっとピンボケで詳細が見えなくなってますが、大体成分総計5000mg/kg弱の濃度でそこそこの塩分がある。泉質はナトリウム・カルシウム/塩化物泉。温度は約49℃あり、住宅街の源泉にしてはかなり熱い。割とガチで温泉。
概要
え、嘘やろ?みたいなところに湧いてる。
旅の始まりは博多から・・・。
博多に出向いたのは約20年ぶりであるが、街を歩くのは実質初めて。
中州で飲むの、ちょっと夢だったんすよ。
これで北はススキノ、南は中州と南北歓楽街を制覇。
龍が如く5では散々走り回った中州であるが、自分の足で歩くのは感慨深い。
迷宮みたいに入り組んでるので、探検しがいがある。
ローマかな?
入り組んだ小道に突然こういうのがあるので、なんか雰囲気的に道頓堀にも似た空気を感じる。
桐生ちゃんがお詫びの為に明太子を購入した例のふくやを発見。
今回、宿泊は敢えてカプセルホテルを確保した。
客層は夜通しエロビデオ見てるような爺さんだらけだが、中州に馴染むにはこういう簡易宿泊所が一番である。夜王はこういう所から徐々に街に溶け込んでいくのだ。
とんこつ案内所ってなんだよ・・・しかも元祖とか。
面白い街だぜ、博多はよぉ。
中州から川を渡って西側に移動する。目的の温泉は西鉄大牟田線沿いなので、中州から多少の移動が必要となる。
西鉄線、微妙に接続が悪くて不便な印象。空港やJRへの接続がね・・・。
博多で全てを完結する人にとっては問題ないんだろけども・・・。
井尻駅前はこんな感じ。
雰囲気的には南武線沿線みたいな感じかのぅ。
ふと稲田堤とか思いだした。決定的な違いは、踏切が開かずの踏切じゃない事かな・・・。
元湯への目印はこのタクシー営業所。隣に保育園があり、そこから道路を挟んで細い道を住宅街に入っていく。
施設前にはこのような由緒も記載してあるので、到着すればすぐにわかる筈。
総評
浴室は簡素で非常に小さく、ボディソープや石鹼などのアメニティは一切無し。
ついでに言えば、シャワーやカランなどもない。
定員は・・・2名、かな・・・。
源泉が掛け流しにされている浴槽。ガチすぎて感動すら覚える。
飲泉が出来るらしく、コップも置いてある。
飲んでみたが、仄かの硫黄(硫化水素)の香りがして味は微かに塩辛い。
味から察するに3000~5000mg/kgの濃度と予想したが、この辺は後から見た成分分析書の通りであった。結構分かりやすい湯だと思う。
一番風呂だった事もあるが、湯の鮮度が大変素晴らしい。
無色透明で見た目にもキレイなので、そういう点でもスバラである。
都市圏の住宅街にこのクオリティの温泉があるとはね。
呑むと硫黄の気配あるけど、お湯自体に匂いは無いんだよなぁ・・・。
非常に古いが、適応症も記載してある。
なお、コンプレッサーの調子が悪いらしく突如ホースが暴れ始めた模様。
源泉はスペックと比べると温度幅があるが、結構熱いのでビビる。浴槽自体は若干加水もしてあるかも。
湯はかなり熱いが、典型的な塩類泉なのでちゃんと熱の湯を感じる事が出来る。
事実、浴後の温熱効果は塩分濃度に依存する為、湯布院や別府の温泉と比べても塩分濃度の分だけ明確にその温熱効果を感じる事が出来る。
設備面では色々簡素であるが、泉質としてはしっかりガチってるので、この点においては高く評価したい。
美食
今回は博多という事で、中州で塩もつ鍋と・・・
馬刺しを食べた。馬刺し専門店だったので柔らかくてうんめぇの。
2軒目は屋台のおでん&安い酒。
3軒目で中州という名の純米大吟醸を飲み・・・。
〆にラーメンではなく雑炊をキメた模様。
実に完璧な組み合わせであった。
ラーメンは翌日の昼ごはんに回した。
しかし敢えて豚骨は外し、博多の食は月光軒(むんらいけん)の意識高い系つけ麺で〆た。月光軒、麵が自家製麺で美味いっ!!あっさりしているし、飲み明けにはうってつけの麺でしたな。
最近、博多では家系ラーメンの勢力も伸びているそうで、豚骨ラーメンに留まらない新たな食の胎動を感じる旅となったね・・・。
次に行く時は水炊き食べよう。