温泉美食倶楽部活動報告書

温泉の成分分析表に興味ある人向け

174・天ヶ瀬温泉

温泉

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駅の様子。初めて来たんだが、豪雨災害により深刻なダメージを受けていた模様。

 

成分分析表

今回入ったところは唯一残っていた簡易浴場で、掲示物など一切なかった。

恐らく酸性硫黄泉だと思われる。

 

概要

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天ヶ瀬温泉は日田と豊後森のちょうど中間にある温泉地で、硫黄を含んだ泉質の良い温泉と、玖珠川を望む風光明媚な景色が有名な温泉地であったという。

 

道の歴史から察するに、昔の街道沿いにある温泉地なので、天領である日田と別府を結ぶ宿場から発展したと考えるのが自然か。

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ザビ家の皆様も応援しているジオンの滝もこの玖珠川下流方向にある。

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このジオンの滝にはその由来に関して昇竜伝説的な話が残っている。

天に上った龍がその土地の人々への恩返しに豊かな水を与えてくれた、というお話ではあるのだが・・・。

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おぉう・・・突くぅ^~!!

ここ最近の降水量はチョーっとやりすぎじゃないですかね・・・。

上流の天ヶ瀬温泉では川の中にあった露天風呂が豪雨により完全に破壊されてしまっていた。

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濁流が襲ったであろう河川敷から温泉街側を見た景色だが、あのデカいホテル、完全に廃墟状態ですよ・・・。

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橋の上からの光景。土手がまだガタガタになってるのが見て取れる。川沿い右手奥の青い部分が駅前温泉であり、とりあえず何処からか温泉を引っ張ってきて浴槽に湯を張っただけというほったらかし温泉状態。川のあちこちにある巨石は、豪雨で流れて来たものもあるのではなかろうか。

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別の端からもパシャリ。右手の温泉街はもう殆どの旅館が営業していない。

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廃墟と化した巨大な古ホテル・水光園。

スイコウ旅館といえば若おかみは小学生!ピンフリちゃんですね・・・。

この水光園も恐らく町で一番の大型旅館だったろうに。

今はもう、マジで街に活気がない。

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緑のゲートの奥が駅前温泉である。

恐らく上の廃ホテルらしい所からお湯を張ってるだけの露天風呂で、ほぼ野天風呂といってもいいかもしれない。

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お湯張ってるだけなので入浴料も格安。

源泉はかなり高温なので、どこからか水も引き込んであったが、飲用不可!と派手に書いてあったので、これも山から引いてきた水なのかもしれない。

 

総評

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お湯の様子。白濁~やや緑がかった硫黄泉で、匂いもガッツリと硫化水素臭がしている。キンタマにピリピリとした刺激があったので、酸性泉ではないかと推測する。

青いホースからは水が注がれており、温泉は浴槽の底からのフローである。

源泉はメチャクチャ熱く、70℃位と推測する。

浴感はトロトロ系でもなく、皮膚に刺激のあるThe酸性硫黄泉という印象であった。浴後は結構疲れる。洗面器で水を浴びながら休み休み入るのがベスト。

 

川を挟んで向こう側にはせせらぎの湯という露天風呂があったらしいが、豪雨災害の為ぶっ壊れてしまっている模様。

 

ここは完全に露天風呂のみの温泉だが、完全混浴であり、生活浴場としての側面もあるらしく、歯を磨いてるおっちゃんとか普通にいるのがアレ。(別に歯磨きは禁止にしていないらしい。)

 

ウィキペディアによると外湯の入浴マナーは厳しめという話ではあったが、壁にかかれた血文字の様な掲示といい、観光客である私に対して不快そうな態度(入ってくんなよ感)を見せた地元民(夫婦)がいたりと、排他的な印象を受けた温泉だった。仕方ないやろ・・・他に湯巡りできる温泉ないんやし。

 

入浴料100円で源泉掛け流しの湯が楽しめるなど、料金面では良い事は良いのだが、あまりハードルが下がると地元民も含めて利用客の層も悪くなりがちであり、地元浴客と観光浴客はやはり分けるべきなのではないかと一考するに至った。

 

ウリが露天風呂なのはわかるが、まずは男女別で洗い場がちゃんとある公共浴場を早急に用意してほしい。

 

泉質は良いんだけどね・・・。

 

美食

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豊後森にある「うまか亭」のチャーシュー麺&チャーハン。

恐らく久留米ラーメンの流派と思われる、中細麺の豚骨ラーメン。

替え玉システムあり。

チャーハンはチャーハンとあるが、店構え的に実態は焼き飯なんじゃね?というのを期待して注文してみたら、まさしく焼き飯感満載のチャーハンが出てきて予想的中。油でコテコテのチャーハンも嫌いじゃないが、個人的には軽く米におこげが付く焼き飯の方が好き。

ラーメン単体の価格も安く、まさに「こういうので良いんだよ。」の極みである。

北海道では結構コッテコテの観光客が喜びそうなラーメンが多かったので、こういう日常感を感じさせてくれるラーメンは久々に食べた気がする。

 

美食とか言いながら最近ラーメンばっか食ってんな。