温泉美食倶楽部活動報告書

温泉の成分分析表に興味ある人向け

175・安心院温泉

温泉

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施設外観。何故か隣にジョイフルと一体化したホテルがある。

 

成分分析表

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The無難とでもいうべき可もなく不可もなくな泉質。薄めのナトリウム塩化物泉であり、ほぼ単純泉とおなじような浴感。

 

概要&美食

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あ、あんし・・・安心院大分県の中でも割とスルーされがちな場所にあるが、別府界隈でも標識は出ているので、地名だけは見た事あるって人もいるかもしれない。

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今回この街に行くと決めたのはこの縣屋酒造の焼酎に興味があったから。

しかし観光するところというよりはほぼ静かな田舎の住宅街であり、特に見るものは存在せず。現在ではこの縣屋酒造の焼酎よりも何故か安心院ワインの方が名前が知れ渡っている模様。冬は意外に寒い所なので、ワイン栽培に適しているのかな?

 

縣屋酒造公式サイト|あがた屋|大分麦焼酎 (agataya.jp)

縣屋酒造は九州で最も古い酒蔵と言われており、そこの安心院蔵という麦焼酎が何故か伊豆にいた時の行きつけの飲み屋に置いてあり、いつもこれをボトルキープして飲んでいたという思い出がある。

 

料理にもよるが、豚肉や鶏肉など塩ベースの焼き料理とよく合い、ジュースなど甘いもので割ったらアルコール臭さだけが際立ってクソ不味くなるので、基本は麦の甘さを活かす水割りか、緑茶割で飲むのがベストである。正しい飲み方をすれば安くて美味しいので好き。

 

焼酎もこういうので良いんだよ、こういうので。

 

総評

利用者は多く浴場写真は無し。

基本的には透明な温泉であるが、極わずかに黄色の要素もあるような気もする。

 

浴感はまさに単純泉のそれであり、味も殆ど塩味は無かった。

源泉が42.6℃でそのまま源泉掛け流しなのかと思ったが、割と公的な施設であるという事もあり、しっかり塩素消毒と冬場に対応するための加温もあるようである。この辺は源泉との距離で湯温も下がってしまうので、安定したお湯を提供する為には仕方ない感じかな。

 

施設全体的な雰囲気としては、街の公営浴場といった感じである。露天があるのかと思いきや内湯しかなく、水風呂も無し。洗い場は一般的なカラン&シャワー完備で、色々な意味で無難な設備ではある。泉質もあまり個性がないので眺望やらサウナやらで個性があればなーとは思ったが、焼酎同様に「こういうので良いんだよ・・・。」を体現したような温泉だなという印象でした。良くも悪くも普通ですね。