186・津房温泉(公共浴場と津房館)
温泉
施設外観その1。こちらは市営の公共浴場であり、立ち寄り湯ならこちら。
こちらは津房温泉唯一の宿泊施設である、津房館の温泉施設。
日帰り入浴も可能なの・・・か?
成分分析表
暫定的に公共浴場の方の成分分析表を掲載する。
こちらは津房館に掲示されていた簡易表。
場所も近いため、泉質はほぼ同じと考えてよいだろう。
あとは提供環境の差であるが・・・。
概要
津房館と津房温泉の距離はこのようにもう目と鼻の先。
殆ど離れてはいない。
津房館は国道500号に面しているので、見つけやすい。結構激渋な見た目ではあるが、
裏手には新築の別館があり、めっちゃキレイ。
館内はこんな感じ。新築の匂いがするんだぁ…。
部屋も当然ピカピカ。あぁ^~いいっすねぇ^~。
近くにはサカリ♂パークことアフリカンサファリもあったり、なかなかアクティビティにも富んだ場所なんですのよ。
総評
公共浴場である津房温泉は撮影が出来なかったので、宿泊した津房館の浴場を掲載する。見た目は完全な無色透明無味無臭のアルカリ性単純泉。
浴場はこんな感じで、内湯一択の泉質勝負の温泉。
お湯の透明度は非常に高く、まさに絹の湯に相応しい泉質。pH9の為、かなりのツルツル感が味わえる。一方で公共浴場の方は塩素消毒が入っているので、このツルツル感がかなり薄れていた印象。
津房館の温泉は温泉を溜めておくタンクが見当たらない事から、源泉直張りのお湯と思われる。飲泉も可能で、塩味やエグ味が全くない事から、かなり純水に近い薄めの単純泉である事が伺える。ちなみに、下水からも微生物によって生じる硫化水素臭がしない為、硫酸イオンといった含硫分子も少ないものと思われる。
成分分析表の所でも載せた通り源泉は50℃ほどあり、こ直張りという事で浴槽温度は44℃前後のかなり熱めのお湯になっている。しかし成分が薄いため疲労感は少なく、気軽にガッツリ芯まで温まるのに向いた温泉だ。肌触りもツルツル感があって大変素晴らしい美人湯なので、入るならば是非この津房館の温泉をお勧めしたい。
美食
!?
冒頭の写真でも気になった人がいると思うが、安心院町はすっぽんが獲れる事で有名らしい。
すっぽんの生き血は焼酎割にしてあって臭みを抑えてある。
これは流石に好みが分かれるが・・・。
すっぽんの刺身が食えるというのも非常に珍しい。ショウガ醤油で頂く。
これは味は鶏肉のような・・・でも鯛みたいな食感でもある。不思議な味わいだ。
すっぽんの肝刺しもある。チンコビンビンになっちゃうヤバいヤバい・・・。
季節の前菜なども地域感があってスバラ。タケノコにキノコにコンニャクに甘い豆。
上はすっぽんの甲羅の縁のコラーゲン部分。まさにコラーゲン食ってる感じだが、流石に外甲羅の為に強めの酢で臭み消しをしてある。下はすっぽんの内子(卵)で、これは濃厚でクリーミィの為、一緒に食べると更に臭みは和らぐ。
すっぽんの串焼き。これはメチャクチャ美味かった。肝焼きは味が濃厚で、塩焼きの方はコラーゲンが多くプルプルトロトロの食感がたまらなかった。
すっぽんの唐揚げ。これは少し骨が多いが、味は地鶏の唐揚げって感じで全く違和感なく食べれる。美味い。
すっぽんの煮付け。とにかくすっぽんはコラーゲンの塊であり、食感は最高にプルプルしている。当然ウマイ。
すっぽんの茶わん蒸しにもプルプルのコラーゲンがたっぷり。
そしてメインのすっぽん鍋。出汁としては鶏ガラ出汁に似た感じのスープになっているが、コラーゲンが豊富なため、よりとろみがある。
鍋で出汁を取った甲羅は
しゃぶり付いてコラーゲンを食べつくす。すると、このようなフェイスハガーが完成する。
そして〆にすっぽん雑炊である。まさに至れり尽くせりのフルコース。
今回利用したのは津房館のすっぽんスペシャルコース。
旅館 津房館 - 自然と史跡とすっぽんの里 安心院の宿 (tsubusakan.com)
大量のコラーゲンを有したすっぽんフルコースが味わえて、しかも温泉は源泉直張りのツルツル系美人湯。部屋は新築のピカピカ、Wi-Fi完備・・・これでお値段なんと12000円~。(料理のみ・宿泊は16000円位〜)
安すぎぃ!!
女性の一人旅としても大変お勧めできる施設ですので、ぜひ利用していただきたい。
そらもうお肌プルプルよ。