湧水

宇奈岐日女神社の敷地内に湧く湧水。
成分分析表:湧水につきなし
概要

湯布院断層の辺りにある宇奈岐日女神社。この湯布院断層付近は特に温泉脈のダイレクトスポットであり、実際に湯布院の中でも特に高温のお湯が出るエリアである。
湯布院自体、元々は湿地帯だったという事で、水そのものはこの盆地に結構溜まっているわけですね。宇奈岐日女神社はこの水が湧出している場所のようだ。

ブラタモリ情報によると、この県道11号線付近が湯布院断層に該当するそうな。
以前紹介した加勢の湯(今は入れなくなりました)
もこの県道11号線沿いにありまして、山のホテル夢想園なんかも由布岳を見ながら入れる広大な露天風呂が売りとなっています。

境内はこんな感じで、相応に古く神聖な雰囲気が漂う。

境内の神秘性を象徴するのがこの池で、猛暑にもかかわらず水温が低いためにちょっとこの辺りだけ涼しいんですよね。

御由緒が書いてありました。國常立尊は国内でも相当古い神様のようで、NARUTOの万華鏡写輪眼で例えると、別天津神とか、神格でいうとその辺のランクなのだそうな。

もうこれ主神というより秘神って感じね。

水害で倒れた御神木も祀ってあり、我が国の樹木信仰の一端を感じさせる。
外国人にはこの感覚、解んないだろうなぁ。

入り口門は大層ご立派。湯布院といえば人でごった返す湯の坪街道ばかりが注目されがちだが、静かに観光したい方には是非ともお勧めしたいスポットである。

境内の裏にある森がまた雰囲気がいい。霊性というか、神秘性を感じる。

この狛犬がまた魅力的で、いたずらした後にごまかしてるような顔してる。

もう片方は観光地らしく、えらいフレンドリーな顔なんすよ。
なにワロてんねん。

神社周辺にはかなり樹齢の長い杉の木があり、これもまた雰囲気があっていい。

宇奈岐日女神社から流れる冷たい水は、こんな感じで湯布院各地の田んぼに給水されている。今年はかなりの猛暑であったが、この冷たい湧水に加えて、朝晩はしっかり気温の下がる事から、今年の湯布院米はそこそこ良い出来になったのではなかろうか。
やっぱ自然は大事にせにゃあかんよ。
水風呂

宇奈岐日女神社の湧水は、以前も紹介したホテル山水館で入る事ができる。
夏でもしっかり冷えており、サウナも完備である。
夏のクッソ暑い日に温泉と交互浴やると、控えめに言って最高にキマるんですよね…。
水風呂はドラッグ。はっきりわかんだね。
美食

山水館では湯布院ビールが町内最安の500円で飲めるんですよね…。
(他の飲食店等では800円くらいする)
無料マッサージチェアなんかもあるので、風呂上りの心身ケアも込みでマジ最高。
いつもの湯布院観光に飽きた層は、巡ってみないか?
宇奈岐日女神社の湧水巡り。