温泉美食倶楽部活動報告書

温泉の成分分析表に興味ある人向け

299・朝倉温泉 卑弥呼ロマンの湯

温泉

施設外観。

以前泊まった

sticknumber31.hatenablog.com

のすぐ近く。故に泉質も近い。ちなみに今回もここに宿泊してます。

 

成分分析表

pH9.44の強アルカリ性泉。

微かに硫化水素臭がある。

 

概要

例によって甘木駅から徒歩圏。筑後川温泉・原鶴温泉二日市温泉のちょうど中間地に位置し、この泉質はやはり山の恵か?というような立地でもある。

地域浴場の側面もあり、色々な会議室など、街のコミュニティ施設でもあるようだ。

温泉についての注意事項。

館内は結構広く、休憩室も含めてなかなかリラックスできる空間。

休憩室からの天井の様子。開放感があって実によい。

 

何故か入り口に飾ってあった逸品。これなんだろうね。

この後少しだけ街歩きをしたんやが、寺町といってもいいくらいに寺があんのよ、甘木。

九州はやたらと唐揚げをご当地グルメにしがち。

住職がベンツ乗ってそうな寺。

神社もあった。ここは須賀神社の参道の入り口らしい。

参道の様子。いかにも縁日しそうな通りだな。

老舗の菓子屋なんかもあって、古い町並みの雰囲気を残す。

祭の道具でも置いてありそうな古いお堂?がいくつか見受けられた。

こういった集会所兼お堂みたいなのは、自分の地元にもなかった感じだなぁ。

印象的だった一枚。左は整備された公園に、新しいアパートや戸建てが並ぶが、右側は古いお堂や木造建築が残る区画。昭和と令和、新旧入り混じる街並みとでもいうべきだろうか・・・。

そしてまたも寺。ここは住職が原付っぽい雰囲気がある。(偏見)

ぐるりと街歩きをして甘木駅へ。鉄オタが喜びそうな車両がいくつかあった。

こういうノスタルジックな雰囲気の駅、最近減りましたね。

ペルソナ使いの転校生が降り立ちそう。雰囲気的には似てる気がする。

日本発祥とはまた大きく出た感じするが、邪馬台国と関係があるっぽい。

地名も甘木(あまぎ)だし、なんかますますペルソナ4っぽいなこれ。

 

総評

利用者多数の大衆浴場につき撮影はなし。

 

泉質は以前のグランスパアベニューとほぼ同じで、微かに硫黄の香りがあり、優しくやわらかなツルツル系温泉といった感じだ。

大浴場は水風呂も露天風呂もなかったが、ぬるめの浴槽と熱めの浴槽の2種類があり、交互に休みながらじっくり入るといった感じ。

この時は夏だったのでかなり汗が出たが、pHが高く皮脂も落ちることから、そういう意味でも発汗しやすいお湯なのかもしれない。

 

いずれにせよ、無味無色のアルカリ性の湯につき、苦手な人はほぼいないであろう名湯。駐車場はあまり広くなさそうだったが、休憩室の広さなども鑑みて、静養するには良い施設だったように思う。

風呂上がりで少し脈が速いが、まぁ健康にはなれたよね。

 

美食

とりあえずホテルの1階にある居酒屋でハッピーアワーの格安焼酎とビールをぶち込む。

 

その後再び街に出て飲み屋を探すが、甘木はあまり飲み屋がなく、あっても満席等の理由でおひとり様はお断りされてしまった。ので、今回はレベル高そうな店にイン。

何やこの雰囲気・・・?スナック?焼きそば屋?

中もクッソマニアック。80代のお婆ちゃんがやってる店・・・かつてスナックだったそうで、今は居酒屋兼業みたいなスタイルにしているとか。

年季入りすぎだろ、たまらねぇな。

ここだけマジで昭和のまま。探せばあるもんですなぁ、この雰囲気、たまらねぇぜ。

日本酒を入れながらお婆ちゃんにはお婆ちゃんらしいものを作っていただく。

というより、お勧めされたのがこの「茄子の炒め物」だった。

 

明らかに地元のスーパーで仕入れたであろう茄子をフライパンで炒めて、ネギと鰹節、そしてポン酢とマヨネーズで仕上げた家庭料理であるが、何故かこれがバチクソ美味い。

「お母さん、これ美味い、美味いよ!」

と言いながらバクバクと食べて、もう1回お替りしてしまった。

肉だの焼き鳥だのと派手なものは食べ損ねたが、ワイの食べっぷりにちょっと嬉しそうにお替りを作るお婆さんの姿は、これはこれで記憶に残る経験だった。

 

寺町甘木、何から何までマニアックな街であった。