207・日田温泉
温泉
施設外観。今回泊まったのは亀山亭ホテル。三隈川沿いにある老舗のホテルである。
成分分析表
かなり薄めの単純泉。泉温は37℃で、気持ち加温が入ってるかな?といったスペック。
概要
そもそも日田って何処よ?
という人の為に記しておく地図。福岡と大分のちょうど中間地点ある、かつての幕府直轄の天領地です。
感等のドラッグストアとかにもたまに売ってますが、バチクソ高い高級ミネラルウォーター「日田天領水」の採水地でもあります。
それ故に街並みも何だか天領地って感じ。
水の街という事で、街の中心には最近洪水を起こしがちな三隈川が流れている。
この三隈川、鵜飼いで有名という事で、名物は屋形船で鮎料理ってな感じらしい。
ウッウッー!
温泉街はこのような感じで、道幅の狭さが江戸時代の名残を感じさせる。
日田の温泉街付近は渋めの飲み屋やスナックが多く見受けられ、そこそこの歓楽街のようです。スナック文化が結構根付いてるかなー。
それにしても日田は暑い!!気温40℃近くまで上がる猛暑の地で、温室効果ガスの正体って実質水蒸気でしょ?と言いたくなる。(川がある盆地は気温が高くなるため)
程よく田舎である事から空襲の被害も少なかったのか、結構古めかしい建物も残っている。
気温はアホみたいに高いが街の雰囲気は悪くなく、何処か落ち着いた雰囲気が漂う。大衆的な飲み屋の他にも、駅に近付くと良い雰囲気の割烹等もポツポツとあって、なかなか好印象。
JR日田駅前の様子。実は以前にバイクで1度来た事あるんだよなー。当時は土地勘無かったが、今回歩いて見てなんとなく雰囲気が見えてきた気がする。
ちなみに駅前にはリヴァイ曹長がいるぞ。
最近ニュースにもなって話題になったが、日田は進撃の巨人の聖地でもあるんですね。10巻くらいまでしか読んでなかったので結末とか全然知らんのですが。
老舗の醤油屋さんにもこのようなパネルが。大山ダムにはもっと本格的な像がある見た難ですが、またそのうち来る機会もあるだろうと今回はスルー。
ちなみに、ここの醤油はお土産に一つ買って帰りましたが、結構美味いのでお勧めします。
再び温泉街に戻って川沿いを散策。
屋形船の上で花火を鑑賞しながら夕食を食べるプランもあるみたいなので、なかなかエンタメ性に富んだ温泉街となっておりました。
総評
亀山亭の大浴場は屋上にあり、このロケーションで湯を堪能できるようになっている。
このように底のタイルの色がハッキリ見える程の透明さで、色も全くない。
浴感はほぼ家の風呂と変わらないのだが、日田は暑いだけあって温泉もかなりぬるめの調整にしてある。塩分も殆どない事から肌にベタベタと張り付かないので、浴後はサッパリとした気持ちになれる。
水風呂やサウナはないものの、景色を活かした露天風呂があるので、これはこれでエンタメ性は高い。
露天風呂からの景色はこのような様子であり、日によってはこの川の中から花火が上がるので、敢えてその時間に風呂に入ると、この高さから花火が見れるため中々壮観である。みんな川沿いに出ていくんだけど、温泉で見るのもまた粋なもんでしょう?
泉質面では平凡な温泉ではあったが、街並み等も含めてなかなかエンタメ性が高かったので、次はもうちょっと涼しい季節に来てみたいものです。
美食
ホテル飯である。写真には載ってないが、これとは別に鮎の塩焼きや天婦羅が付き、ご飯物はウナギせいろとなっている。川の街という事もあってウナギ推しなのか、ウナギの湯引きカルパッチョは初めて食べた。どれも美味しくてご満悦である。
ククク・・・これぞクールジャパン。
散財するだけなら軽井沢の某リゾートに50万も60万も払う事も可能だが、それでは東京の大企業に御布施をしているのも同じ事!!
真に1日外出の旅を楽しむなら、こういうチョットずらした温泉地で安上がりな贅沢品に舌鼓を打ち、老舗の地元旅館に必要充分なお金を落とす事が肝要っ・・・!
朝食も・・・ククク、来おったな?
「こういうので良いんだよ」セットっ・・・!
歴史情緒漂う街歩き、温泉から見る花火、そして必要充分な美食の数々。
今回は日田を紹介したが・・・あるんじゃないか?貴様等の住んでる街の近くにも・・・こういう、ちょっとずらした温泉保養地っ・・・!