247・湯布院・中川温泉 蛙の湯
温泉
施設外観。蛙の湯は基本的に貸切湯の施設だが、実は共同浴場もある。
成分分析表
pH8.9でそこそこのアルカリ性。加水もなしの完全掛け流しである。
うーん素晴らしい。
概要
湯布院の温泉街からはかなり外れた場所にある蛙の湯。
以前紹介した加勢の湯
224・湯布院温泉 加勢の湯 - 温泉美食倶楽部活動報告書 (hatenablog.com)
が近い温泉になるが、あちらは少し黄色がかっているので、やはり毛色が違う温泉。
蛙の湯は南由布駅(存在感薄い)の近くにあって、目印は踏切である。大分方面からくると川を挟んで看板が立っているのが見える。
貸切浴がメインというだけあって、その都度湯を「替える」事から「蛙の湯」という名称になっているらしい。
総評
共同浴場の内湯の様子。右下のパイプから源泉がかけ流しされていて、赤いホースは温度調節用の水が注げるようになっている。(調節可)源泉にこだわりたいなら止めることもできるが、源泉スペックが58℃とかなり熱いので、季節によっては適切に水も足しましょう。
ここはカランがないので、基本的に浴槽の湯で身体を洗う。まったく癖のない泉質なので、石鹸の泡立ちも良いし、洗体するには最適の温泉でもある。
湯布院の中では石武温泉
193・湯布院 石武温泉 - 温泉美食倶楽部活動報告書 (hatenablog.com)
と並んで非常に美しい透明度を誇る単純泉。利用客の多くは貸切湯を使うため、この一般浴場も非常に湯の鮮度が良い。無味無臭で全くクセがないが、石武温泉と比較すると若干アルカリ性に寄っている印象があり、ツルツル感が感じられる。
総評としては、この中川温泉は駐車場もしっかりしていて停めやすく、かつ美しい透明度の高いお湯と、マイナー故にあまり混んでいないという点も含めて、個人的にはかなり高評価の温泉となる。
前々から何度も書いている通り、アルカリ性単純泉は鮮度が命の温泉であり、湯の劣化影響が著しく浴感に表れやすい泉質なのだが、それを最高鮮度で味わえるという点を高く評価したい。
温泉マニアは一周回ってアルカリ性単純泉に回帰するもんなのよ。
美食
湯布院のローソンの隣にあるうどん麵一の天ぷらうどん。
九州はうどん文化とされるが、まぁ出汁の相性から考えると確かにうどんが妥当。
うどんなので超絶インパクトがあるわけではないが、こういうので良いんだよ、って感じでした。
というか、あんまり車停めれる飲食店ないんだよね、湯布院。