265・雲仙温泉・青雲荘(小地獄)
温泉
ここは地獄か・・・?
ずっと放置していたので今更ですが、小浜温泉の後に泊まった施設になります。
まさに台風直撃だったためほぼ観光できず。
部屋からの景色。台風直撃につき打ち付けるような雨が降るだけでマジなんも見えんかった。
成分分析表
自噴源泉の割に思ったほど成分は濃くない。というかむしろ薄くね?
特徴的なのはガス型の硫化水素で、そもそもが雲仙の温泉って地下水にガスが接してできた蒸気泉なのかもしれない。
概要
雲仙はめっちゃアクセス大変なところにあります。最寄りは佐賀空港?今回は前泊入りできたので、諫早市のビジホに一泊してから小浜温泉経由で雲仙入りしました。台風でだいぶ道が険しくなっており、色々とトラブルもありましたが…。
まぁその為ほぼ観光できなかったので地獄の有様と帰りの写真だけ載せておく。
ちなみに、今回の温泉はこのメイン観光エリアの源泉とは少し異なる模様。
噂の諫早湾干拓堤防道路ゲート。農地を確保するために作られた干拓用のゲートですが、実は佐賀の太良方面から島原へのアクセスがグッと良くなるという利点もある。今回は帰りに多良で食事をしたのですが、この太良がまた良いところなんすよ・・・。そのうち記事にします。
青雲荘は高級旅館につき、部屋も大変スバラでありました。
いやー外は暴風雨だったが快適快適。
総評
敢えての貸し切り浴を利用。素晴らしく白濁した源泉で、がっつり硫化水素臭がある。別府や湯布院のような青みがかった感じはなく、まさにガス型の硫化水素戦という感じである。
この視点から見ると、湯に交じって白濁の滓が混じっているようにも見える。鉱泥が含まれているのであろう。コロイド泉のようにも見えるし、やはりガスが地下水に接してできた湯なのだろうな。
他、大浴場の様子。湯質は同じで白濁。若干加水があるかもしれない。いい塩梅で硫黄の香りが漂っていました。露天エリアには壺湯がある模様。
泉質は前述のとおり単純硫黄泉。ミネラル成分はほぼ含まれておらず、ガス型の硫化水素一択の温泉であるが、やはり硫化水素が含まれた湯は皮膚刺激性がほどほどに強く、pHも4.32とやや酸性を呈している事から、浴後の火照り感というか、あとから疲労がジワリと表に出てくる感じがある湯であった。塩類泉にも負けない強めの湯といえるだろう。
比較すると何処が近いかな・・・。やはり別府明礬温泉か?登別とか乳頭温泉なんかは硫化水素に加えてそこそこのミネラルも含まれていた気がするので、塩類泉+硫化水素がメインの東北の温泉とは少し毛色が違うような気もします。ここは純粋に硫化水素ガスの温泉ですね。
美食
The旅館飯。
お品書きはこんな感じ。
鱧です。地元食材をうまく使った料理で、長崎の美食を一通り味わえるチョイス。
アワビに長崎和牛。
クジラぁ!クジラの竜田揚げなんて食べたの保育園の時以来かもしれんなぁ。
美味い物を食べて日本酒も進みます。地酒の飲み比べセットをいただきました。
おまけですが、翌日は帰りに多良竹崎で刺身定食を食べました。
名物の竹崎かに=ガザミ(ワタリガニ)の味噌汁でホッコリしましたが、この辺普通に刺身美味いです。多良竹崎温泉についてはそのうち記載したいと思います。
お土産はカステーラよ。長崎と言ったら、まぁこれやね。
温泉経験としては純粋に硫黄の湯という感じで、新しい発見があるという温泉ではなかったように思いますが、台風でほぼ観光できなかった事を鑑みると、そのうちリベンジが必要な温泉かもしれません。
でも、充分美食ができたので今回は満足!