197・玉名温泉 立願寺温泉ホテル
温泉
施設外観。源泉近くにある中規模ホテル。
団体からビジネス利用までカバー。
成分分析表
泉質はアルカリ性単純泉で、源泉は40.4℃とぬるめ。季節(夏)のせいで源泉温度が揺らいでいるため、内湯は加温されているかもしれない印象を受けたが・・・ガスっぽい匂いもないので、そのまま掛け流しかもね。
冬場はぬるいかもしれないが、夏は熊本県は異様に暑いので、これはこれでいい塩梅。
概要
熊本市内はそれほど温泉は出てないのだが、前回の地涌の温泉といい、北部エリアはポツポツと温泉が湧出している。距離的にも玉名温泉は熊本市内からすると訪れやすい温泉地であるが、熊本県には南阿蘇~小国町&黒川温泉といった秘湯エリアもあるので、奥座敷と呼ぶにはややカジュアルすぎるエリアかもしれない。
周りにハイレベルな温泉があり過ぎるが故に、箱根やら鬼怒川やら有馬温泉みたいな立ち位置になれてないのが何とも惜しい。温泉自体の質は素晴らしいからね。
トイレに掲示された短歌。
まったく、センスの良い旅館だぜ・・・。
総評
奥の浴槽が結構熱く、43℃位の浴感であった。
しかし前述の通り、源泉温度の季節変動しているだけかもしれない。
お湯は自然空冷で手前の浴槽に注がれ、こちらは42℃程度と適温になっていた。
高アルカリ泉ではないので、ツルツル感はそれほどでもなく普通。
溢れたお湯がそのまま排水口に流れて行っているのが印象的。完全なかけ流しである。
南国感のある露天風呂。こちらはかなりぬるい調整になっており、夏場の入浴ではマジでいい塩梅になっている。打たせ湯もあり。
見た目の通り、完全な単純泉で匂いも全くクセが無い。九州では類泉が多いので埋もれがちかもしれないが、北海道視点で見ると仁伏温泉や北湯沢温泉に並ぶ名湯だと思う。
露天風呂の奥に源泉らしいタンクが見える。源泉距離も近く、お湯の鮮度は申し分なく高い。
ラドン泉でもあるという事で、トロン蒸気浴のコーナーもある。
お湯の温度は高くないが、この手の放射能泉はミストを吸うのも重要な入浴法でもある。単純泉ではあるが、こういう点で見るとハイブリッドな泉質の温泉でもある。
今回は観光ではなかったのでゆっくり温泉街を回る事ができなかったが、雰囲気的には静かな落ち着いた感じの街並みで、時間さえあればもうちょっと湯巡りとかもしてみたかった温泉であった。
熊本市民は再評価してあげて、どうぞ。
美食
小国町の道の駅で食べた洋食屋三代目吉井商店の赤牛ハンバーグオムライス。
値段は多分・・・2400円位だったかと。
かなりお高いが、値段に見合った旨さがあった。
フワフワかトロトロか、卵の硬さも選べるぞ。
やっぱガチのデミグラスソースはコンビニのそれとは別格や!!
余談
車を買い替えました。(中古だけど)
前期型のV37・スカイラインハイブリッドです。以前のSUVから比べると悪路は行きにくくなりましたが、今後はコイツであちこちの温泉を巡ってみたいと思います。
あぁ^~たまらねぇぜ。