温泉美食倶楽部活動報告書

温泉の成分分析表に興味ある人向け

196・地涌の温泉(ちかくのおんせん)

温泉

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入口の様子。会員制温泉・・・?

この温泉、Lineでフォローする等の登録を経ないと入れないというルールになっているらしい。

コロナによる感染対策(濃厚接触者が出た内の連絡手段)という意味も含んでいるらしいが、そもそも高湿度環境の浴場では余程のおしゃべりが無い限り伝播はしにくい筈な。個人的な連絡先を教えるみたいで、なんだか抵抗感はある・・・。

 

成分分析表

掲示なし。

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代わりにこのような掲示が。

色々と書いてありますが、

1.高温泉

2.ナトリウム/炭酸水素塩泉

3.源泉掛け流し

この辺りはガチ。

 

気になるのは高温泉≒高張泉っぽい感じの事を書いてますが、これは間違いです。

高温泉は地熱に左右されるだけなので、相関性はありません。

低温の高張泉もあれば、高温の低張泉も沢山あります。熱海や箱根のような伊豆界隈の温泉や、別府とか湯布院も高温低張泉です。

 

個人的な判定では間違いなくここは低張泉。

実は低張泉(特に単純泉)ほど温泉のpHはアルカリに寄りやすい傾向があり、この温泉の浴感、見た目、味からして低張泉である事はまず間違いなし。

 

温泉界の海原雄山温泉ソムリエマスターの目はごまかせないんやな。

ここに限らず、九州は割と掲示してない施設が多い気がする。

成分分析表は温泉にとってのスペック表でもあるので、必ず掲示してほしい。

 

概要

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熊本市内から車で大体30分くらい?

九州に来るまでは知る由もなかったが、このエリアは辰頭温泉など実に様々な温泉が湧いている。いずれも平地なので黒川温泉のような幽玄とした雰囲気ではなく、農地や住宅街にある、町民の温泉といった雰囲気である。

 

総評

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内湯の様子。

お湯は透明ではあるが、浴槽の底にそこはかとなく含まれた僅かな鉄分の残滓が見える。

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露天風呂の様子。

全くの透明な温泉である。浴槽からお湯が惜しげもなく溢れているため、掛け流しなのは確実。こちらも注ぎ口付近に微かに鉄分の気配があるね。

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キレイなお湯だぁ・・・。(恍惚)

このように優れた透明度と、炭酸水素イオンを含んだ弱アルカリの液性によるツルツルとした肌触りがとても良い。

温度は高温泉とあるが、50℃を超えるような事はないのではないかと推測。この日は結構気温が上がって暑かったが、露天風呂はぬる過ぎず熱すぎずのいい塩梅になっており、開放感もあって心地よかった。

 

比較的新しい温泉らしく、建物など設備もピカピカである。

風呂としては内湯&露天の2浴槽式。

価格も300円という事で、サウナや水風呂の他、シャンプーなどのアメニティ類は無し。

 

泉質は素晴らしいが、エンターテイメント性という意味では普通の温泉であり、回転率は早そう。何より会員制って事で敬遠して帰る人もいるのではないかと思う。

泉質至上主義の自分としては全く問題のない温泉だが、普通の家族連れなどには退屈な温泉かもしれません。

オーナー側に「みんなに温泉は提供したいけど、あまり商売っ気は出したくない。」という思いがあるのかもしれませんね。

 

美食

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市内からは若干離れますが、赤牛丼・いわさきのメガ盛り牛丼である。(3500円)

熊本といえば馬刺しですが、実は赤牛っていうのも有名らしい。

赤牛と聞くと赤べこを思い出すわけだが、あれは山形だっけ?

しかしこの見た目、牛丼っていうかステーキ丼ですね・・・。

インスタ映え間違いなしのメガ盛り!という事だったが、ご飯は500gと割と普通なので全然食べれる。ココイチで500g食うよりは全然楽。

卵が3つも乗ってるし、ワサビや辛みそなどで味変しながら食べれるので、飽きが来ないぞ!