温泉美食倶楽部活動報告書

温泉の成分分析表に興味ある人向け

157・七里田温泉 下ん湯

温泉

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施設外観。温泉マニアの間では超有名な世界最強の炭酸泉。

 

成分分析表

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本表が無く別表のみ掲示してあったわけだが、とんでもない量の炭酸ガスを含んだ温泉になります。

成分総計では低張泉であるが、泉質は含炭酸・マグネシウム・ナトリウム・カルシウム/炭酸水素塩・硫酸塩・塩化物泉という、かなりモル比率バランスの良い温泉となっている。源泉温度も36.4℃とパーフェクトなぬる湯。

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当然ながら全てが掛け流し。飲泉も可。

 

概要

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地図上だと山奥のように見えるが、意外に住宅街の近くにある。まー場所はそれなりにわかりにくいので、カーナビで行くのが良いでしょう。近くには同じく炭酸泉で有名な長湯温泉があります。

 

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陽射しの関係で読みづらい写真になってしまったが、なにやら由緒などが書いてある。

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実はこの七里田温泉七里田温泉館・木の葉の湯という公共入浴施設の別湯という扱いになっており、同施設で鍵を借りて入りに行く仕組みになっている。混んでいる場合は入れない事もある。

 

総評

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浴槽写真。掛け流しであるため、浴槽からはドバドバとお湯が溢れている。

実はこの温泉、入りに来るのは8年ぶりくらいの2度目で、前回は埼玉に住んでいた時に別府旅行のついでで入りに来た事がある。とにかく凄まじい炭酸濃度に強烈なインパクトを覚えており、こうして再訪できた事は心底嬉しい。

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注ぎ口から既に炭酸ガスがシュワシュワと泡を噴いているのがわかる。詳細な成分分析表を目にした事が無いのでアレだが、恐らく炭酸ガスだけで2000mg/kg近くはあるのではないだろうか?とにかく泡付きの速さが尋常ではない。

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外光が明るくあまり良い写真にならなかったが、茶色く鉄分の付着した浴槽の壁面にも炭酸ガスがしっかりと付着している。36℃とかなりぬるい温泉ではあるが、高濃度炭酸泉は通常のお風呂よりも若干温かく感じるため、浸かっていれば寒いという事はない。むしろ、永遠に入っていられる位の心地よさである。

しかし回転率が悪いので、基本的に一人60分以内の利用と定められている。

 

再訪の湯であるが、良い時間帯に利用する事ができたため、完全に貸切の状態で湯を堪能する事が出来た。炭酸泉には全身の血管を拡張させ、筋肉を解して柔らかくする効果があるので、ストレスで緊張性の頭痛がある人や、スポーツや肉体労働などで身体を酷使する人にもお勧めの温泉である。またぬる湯は便秘にも効くため、とにかくストレスの多い現代人には至高の一湯と言えるだろう。個人的な番付でもSSSランクを付けたい名湯。

 

美食

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七里田温泉付近には飲食店が無いため、長湯温泉の道の駅で豚丼を食した。

ついでにいうとラーメンも食べて完全に食べ過ぎましたね。

九州といえば黒豚!鳥も肉も牛も大体美味しいので、その辺は北海道にも負けてない魅力かもしれませんね。海産物は流石に北海道に軍配が上がりますが。