温泉美食倶楽部活動報告書

温泉の成分分析表に興味ある人向け

156・庄内温泉

温泉

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施設外観。焼き肉屋・韓国苑との併設施設である。

庄内といっても山形県の方ではなく、由布市庄内である。

 

成分分析表

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泉温46℃のアルカリ性単純泉。中黄褐色透明とあるように、九州では珍しいモール質を含んだ温泉である。

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別表。基本的に源泉掛け流しだが、塩素消毒はしてある模様。

 

概要

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グーグルマップだと焼肉屋でしかヒットしないが、同敷地内にある温泉である。

男女別の内湯の他、貸切の家族風呂も複数ある。

 

国道210号線沿いにあるため、取り立てて何か紹介するポイントがあるわけでは無いのだが、奥に行くと湯平温泉や湯布院温泉がある為、観光客はあんまり入らないんじゃないかなー。

 

総評

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中は内湯一つのみというシンプルな構造。脱衣所と一体化しているのは九州特有の文化だと思われる。写真でも分かる通り・・・

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黒い!とはいっても、透明度が無いわけではなく、まぁまぁ黒いモール泉という感じである。モール泉ではあるが炭酸水素イオンは少なく、pHもそこまで高くはない。しかしながらモール泉特有のツルツルとした肌触りはあって、中性単純泉が多くを占める別府界隈とはまた違った浴感がある。モールはモールで個性があるってもんやね。

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シャワーも温泉。15分って、温水出るまで時間かかり過ぎるだろ・・・。

 

さて、今後のリサーチも継続中ではあるのだが、調べてみたところによるとどうも庄内から大分市内は割とモール泉が出るようで、黒いお湯はどうもここだけではないようである。大分市内の方とは源泉の温度とかも違ってきそうではあるが、別府や湯布院と一山挟んでの庄内では適温の46℃で出ているのはなかなか素晴らしい。

 

まー欲を言えば、設備がシンプル過ぎて水風呂とか露天とか、もうちょっとエンターテイメント性が欲しい気がしなくも無いわけだが、そのぶん入浴料も安いので、まぁ、多少はね?といった感じ。これに関して庄内温泉に限って話ではなく、九州が全体的に温泉の設備に関してはシンプルなものが多いので、風呂文化の違いを感じる。

 

美食

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韓国苑は結構飯も美味い。豚トロビビンバもさる事ながら、

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牛辛麺も牛出汁がしっかり出ていてなかなか美味かった。寒い季節は風呂とセットで楽しみたいところ。