温泉
浴場の様子。男女別とかいう区切りもなく、完全混浴の小規模露天風呂。
成分分析表
単純泉である。
極端に成分が薄いが、pHはアルカリに寄ることなくほぼ中性を維持している。
こうなると源泉域にも何かしら特徴があるような気がする。
概要
比較的歴史があるかと思われる湯坪温泉はここ最近通い詰めている九重連山エリアの温泉の一つ。じゃらん的には筋湯・杖立エリアともいう。
湯坪にも色々と温泉があると思うが、ここは恐らく直ぐ近くにある共同浴場の河原湯温泉と同じ源泉と思われる。同源泉からの引き湯なのか、余り湯を貰っているのかは不明。流石に余り湯って事はないと思うが。
アクセス的にはやまなみ街道を抜けて看板通りに進んだら来たという感じだが、道中道がかなり狭くなるので、狙って来ないと気付かずに素通りしてしまうかも知れない。
居住するお婆ちゃんが一人で運営しており、気分で値段を決められる。基本300円らしいが、一人客の場合は400円なんだと。貸切にしたりもするそうなので、その辺も気分で決めてそう。
総評
無色透明ではあるが、若干茶色っぽいといえばぽいかもしれない。
手前のホースで加水して埋めている為、源泉分布にも若干のばらつきがあるようだが、源泉注口近くのお湯からは微かに油のような匂いもする。
これが配管についた苔等に由来する匂いなのか、温泉成分そのものの匂いなのかは不明。
よく見ると色々と浮いている温泉口付近。源泉は底からのフローで、もう一本の配管からは温度調整用の水が足してある。源泉である川原湯温泉の温泉調整具合でお湯の温度も変わるそうで、入り口付近のホースからの加水は微調整用の水らしい。
泉質的にはクセのない単純泉だったが、お婆ちゃん一人による管理の為、どうにもメンテ不足が目に付く。この辺りの植生も相まっているのか、メチャクチャ苔が浮いてる。白い糸のような水垢の他にも緑色の塊がふよふよと浮かんでいるので、流石に湯の花というには苦しいかと。
殆ど塩分のない単純泉である上に、立地も山奥という事もあってか、適温を維持された浴槽は植物にとっても格好の棲み処。浴槽の底のぬるんとした感じも苔っぽかったので、「掃除がね・・・。」というのが正直な感想。源泉掛け流しとはいえ、あまりほったらかすのも考えものだ。
温度は加水のお陰で適温の42℃位にはなっていた。
秘湯感もあるし、露天オンリーなので晴れた日に開放感を味わうには良いが、浴槽に漂う緑色の苔と水垢は評価を下げる残念な印象となってしまった。
まぁ野天風呂だと思えばいいのかもしれないが。
美食
今回も入浴のみにつきネタ無し。