110・美留和温泉
温泉
施設外観。
美留和温泉はヌプリオンド温泉同様に別荘地限定の温泉につき、今回は
「きらの宿すばる」
というペンションのレポートになります。
専用の露天風呂。外気温で冷える為、木蓋が被せてある。
どうです?この透明な湯。
硫黄山を隔てて川湯温泉の直ぐ近くにあるのに、こちらはこのような美しい単純泉なのである。
成分分析書
温度も適温の単純泉。47℃と適温なため、加水のない掛け流しだ。
概要
美留和温泉の場所は摩周湖と屈斜路湖のちょうど中間で、川湯温泉とは硫黄山(アトサヌプリ)を挟んで対の位置関係にある。
しかしたったこの距離でありながら、泉質は全く違う。
あちらは五寸釘を1週間で溶かしてしまうような強酸性だが、こちらはpH8.36のアルカリ性単純泉だ。
ちなみに、美留和温泉もヌプリオンド温泉同様に別荘地にのみ引かれた温泉なので、日帰り入浴できる公共浴場はない。是非宿泊して堪能していただきたい。
実はこのペンション、恐ろしくわかりづらい場所にあって、国道から少し道を逸れるともうこんな世界が広がっています。
たまに泊まるにはいいけど、住むとなるとどうなんだこれ・・・。
私有地なんでしょうが、溜め池のようなものもありました。水鳥の観察でもしてるんですかね・・・。
水源が気になるが、もしかすると摩周湖系の水脈なのではないだろうか?
今回は源泉らしきタンクを発見する事は出来なかった。
総評
別荘地の引き湯という事ですが、その源泉温度と専用源泉という事で、使用環境としては最高の状態で入浴できました。
何と言っても貸切だからね。
内湯は41℃との事だったが、体感では43℃位あって割と熱めに保持されていた。源泉温度に後からの加水で調整しているようだったが、この辺は季節にもよるんだろうな。今の時期だともう少しぬるめになっているかもしれない。
単純泉という事もあって、源泉は匂いもクセも全くない。
少量炭酸水素イオンはあるんだが、土っぽさもなかったね。
弱アルカリ系だがツルツル系ではなく、あくまで温かい湧き水として素直な泉質を堪能する事が出来た。
参考画像:単純泉らしく源泉湧出部位周辺に結晶化が無い。
ぬるめの湯を長く堪能するなら露天風呂を推す。
周りは全く人の気配も無く、静かで優雅な時間を堪能する事が出来る筈だ。
日常で入るなら最高の温泉だろうね。
美食
ペンションと言えばオシャレなコース料理ですよね、やっぱ。
一品目はアボカドとりんごのサラダ。
二品目はジャガイモとキャベツのスープ。
摩周ハイボールなど頂きながら
3品目はホタテのグラタン。これは絶品だった。
キノコのスープ的なやつ。これが意外にボリュームがあった。うんめぇ。(うまい)
メインの肉料理は知床鳥のワイン煮込み。
先のキノコがかなりボリュームがあって、かなり腹いっぱいになった。
そしてこのあとデザートに繋がりました。
メニュー一覧。
季節によっても変わるらしいので、通年通して遊びに来てもええんやで?
朝ごはん。
やはり別荘地のペンションと言えば手作り酵母パンよの。
如何でしたでしょうか?
柔らかな温泉は肌の弱い都会のOLの皆様にもうってつけの温泉です。
北海道は健康でヘルシーな食事と共に、いつでも社畜の皆さんをお待ちしておりますよ。着苦しいスーツなんか脱ぎ捨ててジャージで来なさいな。