温泉美食倶楽部活動報告書

温泉の成分分析表に興味ある人向け

177・九日市温泉 万年の湯

温泉

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施設外観。かなり年季の入った温泉旅館。

今は旅館営業してるのか不明だが、どちらかというとお温泉営業がメインな感じ。

割と珍しい露天風呂専科の温泉である。

 

成分分析表

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玖珠町の王道を往く・・・弱アルカリ性単純泉

若干の炭酸水素イオンを含むが、濁りなどもなく全くの透明。

温度も53℃といい塩梅で熱い。

 

概要

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温泉県恐るべしであるが、玖珠町内はこの狭いエリア内に

1.山田温泉(ビジネスホテル山田)

2.野田温泉

3.九日市温泉(万年の湯)

4.玖珠温泉

と、なんと4つも温泉があるのである。

しかもそれぞれ別源泉。とりあえず掘れば出るってやつなんですかねぇ。

前に紹介した山田温泉

159・山田温泉(玖珠町) - 温泉美食倶楽部活動報告書 (hatenablog.com)

も目と鼻の先にある為、泉質もほぼ同じと思ってもらっていいだろう。

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浴場の様子はこんな感じ。内湯という概念がない完全なオープン露天風呂で、この日の様な快晴だと実に気持ちええんじゃ。

奥の壺湯みたいなのがかけ湯桶で、これも温泉が加水されて注がれている。身体を洗うのはここで行う。浴槽は二つあり、奥上段の浴槽と、手前下段の浴槽の二種類がある。

温度はあまり変わらないが、手前の方が若干熱かった。

 

総評

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下段浴槽の様子。色や濁度は無く、完全に無色透明。

 

53℃という温度は実にいい温度で、適量の掛け流しでちょうどいいレベルの熱い風呂が再現できる温度となっている。上段の湯は流量を細くしてあって約42~43℃位。熱すぎる事はないが、しっかりと身体が温まる温度となっている。

手前下段の湯は43℃台で、アチチ!という程ではないが、ガツンと芯に伝わる熱さの温泉となっていた。

 

湯は単純泉である為に塩気は皆無で、むしろ甘い。湯からは古い岩盤に磨かれた匂いがして、若干の炭酸水素イオンを含むものの、有機物を感じさせるような香りはない。

 

水風呂はないが水の出る蛇口はあるので、水浴びをしながらの交代浴は可能な模様。

基本的に熱くしてあるので夏はしんどいかもしれないが、暑い夏に熱い温泉でドバドバ汗かくのも、たまには良いもんである。

 

温泉としての個性はそこそこながら、いい塩梅の源泉温度が掛け流しレベルを高めており、開放的な石造りの露天風呂は結構好感が持てた。周りに競合温泉が多いので比較的空いているのもポイントやね。

 

美食

この辺りではまだラーメンしか食べてないのでネタ無し。