48・伊東温泉 東海館
温泉
湯屋外観。ここは建物自体が文化財になっており、同時にユースホステルとして経営されています。相部屋であれば一泊も安く、バックパッカーな外国人が沢山泊りに来てます。
一人用の貸切湯。浴槽は超小さい。
これとは別に共用の大浴場もある。
成分分析書
撮影せず。伊東温泉はいくつかの地区で集中管理されているため、周辺の銭湯と同じ泉質です。ここも混合泉でした。
概要
熱海に比べて地味な印象のある伊東温泉だが、湯治場としての歴史は長い。
住民の間にも温泉文化は深く染み込んでいて、市内に7ヶ所ある共同浴場は観光客が使うには少々勇気のいる雰囲気を出している。
総じて銭湯文化レベルが高く、お風呂の利用マナーも他の温泉地に比べても良い。
そんな湯治文化を象徴する重要文化財が、この東海館である。
漫画版テルマエロマエの小達さつきの実家のモデルとしても有名な旅館です。
東海館は1928年(昭和3年)の建物らしく、戦前の雰囲気を残すレトロモダンな建築物です。見学だけもできるので、興味ある方は是非。
各部屋にある小窓とかトイレの鍵なんかも意匠が凝っていて、映画の中に迷い込んだような雰囲気がある。
中は度重なる増改築でダンジョンのようになっているのだ。
マジテンション上がる。
ニンジャとか出そう。
建物は3~4階建てになっていて、一番上は展望室になっている。
展望室からは松川と伊東市街が見渡せる。
開かずの間みたいなのが沢山あってミステリアスだ。
宴会場のあと
建物の中にこんな小庭が。
あんまりいい写真残ってなかったわ・・・。
総評
忍者とか和風建築好きな外国人にとっては涎垂モノの宿泊施設だと思います。
全て木造、ガラスも近代ガラスではなく手作りのもの。
中は迷路のように入り組んでいて、自分が今何階にるのか解らなくなります。
それ故に転地効果は抜群、自分は個室で泊まりましたが、とにかく不思議な感覚に陥る宿でした。リビングだけはちょっとだけ近代化設備になっていて、コタツに入りながら熱心にSNSを更新している白人男性が印象的でしたね。
さて問題の温泉ですが、お湯そのものは最初に書いた通り伊東温泉の集中管理源泉となります。掛け流しではありますが、一度集められてからの配湯につき若干の鮮度ダウンは否めない。
しかしそもそも伊東温泉はお湯の質自体、透明感があって悪くない。
大浴場とは別に貸切風呂もあるので、そこは高評価となります。
レトロな建物に、程よく香る透明な湯が、旅情を感じさせてくれるでしょう。
美食
酔っぱらっててよく覚えてないんだが、近所の居酒屋で結構飲み食いした記憶があります。かなりメニュー幅の多い居酒屋だったような・・・。
これなんだっけなぁ・・・鯵?チーズで炙ってあって超うまかったよ。
店の場所、名前が思い出せない・・・サーセン。