246・別府温泉 不老湯
温泉
施設外観。なかなか風情のある建物だが、割と地元民の生活湯である。
成分分析表
見当たらず。(多分どっかにはある)
概要
開湯は明治35年らしい。別府温泉自体はもっと前からあったわけだが、本格的に観光化し始めた時期なのだろう。
駅からも近い。
休憩室には歴史が展示してある。最初はこんな感じだったらしいのだが、今ではこういう湯屋見なくなりましたね。佐賀の武雄温泉231・武雄温泉・SAGA遠征の旅2日目 - 温泉美食倶楽部活動報告書 (hatenablog.com)の資料館がこんな感じなので、古い温泉建築を知る上で参考にはなるかと。
総評
利用者多数につき写真は撮影できず。
浴場はシンプルな構造で内湯のみ。あつ湯とぬる湯があるが、温湯でも充分熱い辺りが別府らしくていい。あつ湯は44℃近くあり、足先がピリピリするほどの熱さ。
源泉温度自体は90℃を超えるような超高温ではなく、恐らく55℃前後だと思われるが、別府の場合とにかく源泉がゼロ距離過ぎるので、とにかくアッチィ。
まぁでも、これが温泉地ってもんです。
色は透明か、やや黄色を呈色していると思われる。浴槽の色が濃いため上手く判別はできなかったが、ほぼ透明な温泉なのは間違いない。濁りはなし。
泉質は単純泉か、或いは炭酸水素イオンを含んだ弱含みの塩類泉だと思われる。亀の井ホテルと近いのだが、お湯の泉質印象は亀の井ホテルよりも軽い感じで、土っぽさもない。
熱くキマれる温泉なので、冬場はGood。
美食
近くに鉄腕ダッシュのグリル厄介で紹介され、豊後鯛を調理した「へんてこりん」って飲み屋がある。
飲み屋というか何でも屋というか、メニューがなくて店主が適当に料理を出すというのが特徴のとにかく「へんてこりん」な店。
豊後水道で上がった魚を出すのが大分県の刺身の特徴で、関サバ、関アジでなくとも、ブリですらめっちゃ筋肉質でコリコリとした食感になっているのが特徴。食感で産地が見分けられるようになるとは、我ながら海原雄山レベルが上がったものだな。
カウンターに置いてあったので旨そうだといったら出してくれたチキンカツ。
基本的に「焼き物」「揚げ物」「刺身」と注文すると何かしらが出てくるという面白い店。
テレビで紹介された豊後鯛はというと、結局地元の人があんまり食べないから、という理由で特にメニューに常駐してはないらしい。
でも、多分持ち込んだらどうにかしてくれる店なんだと思います。
まぁーグリル厄介で紹介された食材も、結局だれが捕るの?って話よね。