232・唐津シーサイド温泉 SAGA遠征の旅第2弾
温泉
西館外観。
東館外観。東館の方がピカピカで高級。
成分分析表
ややぬるめではあるが成分はガッツリ海水に近い高張泉。
湯口に付着した食塩結晶も目視確認。ただ、消毒&循環&加水はある。
概要
今回訪れた唐津市、意外に福岡市内からのアクセスがよく、電車1本で約1時間くらい。
行きは筑前前原駅辺りで乗り換えとなるが、帰りは唐津始発で福岡空港まで1本で行けちゃうのね。まー便利。
そんなわけで旅の始まりはまず博多から。
前回食い損ねた水炊きを食してからの始まりとなります。
今回は大分からの前泊入りなので、初日は中州にあるファーストキャビンにお泊り。
少し蒸し暑くて寝苦しいなど、空調にやや難はあるが、必要充分。
ちゃんと内湯もあります。博多は前回温泉記事書いてるので、今回は普通の風呂で我慢なり。水炊きの詳細は美食項にて記載する。
さぁ旅の始まりじゃーい!地下鉄空港線の中州川端から地下鉄に乗り込みます。
筑前前原駅を過ぎると一気にローカル線っぽくなる。海も近いし、西へ進んでいる事もあって、なんか札幌から小樽に向かってる快速エアポートな風景よね。
程なくして電車の中が完全貸切状態になる。電車自体はクッソ飛ばすので揺れが激しいのだが、唐津行く人少なすぎて流石に草。
そんなわけで到着した唐津駅。まー寂れてますね。
駅中のテナントは殆どシャッター降りてたし、マジでどやんす?佐賀って感じがする。
駅中には曳き石の展示が。うーん・・・やっぱインパクトが弱いよなぁ?
そしてひっそりと脇に展示されているゾンビランドサガパネル。
前回の嬉野温泉&武雄温泉の旅行後にゾンビランドサガは2期まで一気見しましたが、主人公の源さくらちゃんはなんと唐津弁の方言女子。
つまり、唐津はゾンビランドサガの聖地の中でも特に描写が多い土地でもあるわけです。
そしてその主人公源さくらちゃんが作中で連呼しているのが、
「どやんすどやんす~!?」
である。このどやんすがあまりに可愛いもんだから、ついついググってしまったところ、
「どやんすボディ」
とかいう、異様に語感の良いワードを発見してしまう。
つまり、主人公の源さくらちゃんは
「魅惑のワガママどやんすボディ」
の持ち主だという事です。
わがままどやんすボディ・・・意味はともかく、語感が良すぎる。
アニメ本編見てもらうとわかりますが、この子ホンマにどやんすボディです。
どやんすって唐津弁で「どうしよう」って意味ですが、どやんすボディって、なんかそこはかとなく佐賀県内ではエロ過ぎてどう扱っていいかわからなくなってそうな、そんな雰囲気が伝わってきますね。
話は逸れましたが、駅前からしてアニメの聖地となっている唐津。
今回は本編見た直後に来ましたからね、テンション爆上げですよ。
でも駅そばにあるアルピノで買ったのはイカスミサイダーとグッズのイカゲソ。キャラグッズはアクリルスタンドが1600円とかするので、高すぎて流石に手が出ず。今回電車旅なので、荷物も多くなっちゃうしねぇ。
アルピノでゲソくってイカスミサイダー飲んだ後は街歩きの開始。駅前は釧路駅並みに寂れてはいたが、五福の縁結び通りはなんかちょとオシャレな雰囲気もあった。昔ながらのアーケードもあって、まぁ駅前の商店街って感じ。八幡浜よりは活気があるような気がするな。
縁結び通りを抜けると役場とバスセンターが見えてくる。電車文化かと思ったが、意外にバス需要もあるらしい。こういった事は実際に住んでみないと見えてこないものだ。
そのあとは唐津神社へ到達。神社前にはちょっとお高い料亭、そしてちょっとお高い写真スタジオなんかがあって、親族一同会食の場に加え、七五三&成人式&結婚式の写真撮影など、できる場が全て揃っている。あーなんか、広島の住吉神社もそんな感じだったような気がするなー。
田舎のニーズって割とこういう型にハマるので、こういう風に一ヶ所に全部揃ってる光景は、東京では逆に見ない景色かもしれない。いい意味で古風&伝統的だが、言い換えれば変化が無く新しい商売や文化が起こり辛い図式ともいえる。
成人式のお嬢様方が沢山来られていましたよ。ヤンキーはいなかったので、あいつら式場の市民ホールとかにしか現れないんだな。
神社を離れて程なく北に進むと、西ノ浜に到着。向こうに唐津城が見えるが、位置的には西側から東に向いた構図である。今回はゾンビランドサガ聖地巡りも兼ねているので、この西ノ浜から北へ向けてひたすら歩く。
結構歩いてようやく唐津市歴史民俗館が見えてきた。
橋の上から見た市内の風景。こうしてみるとよくある海の街って感じよね。
ちなみに、近くには魚市場があるらしい。今回は行きませんでしたが、活イカもここで卸されてるのかもしれませんね。
そんなわけでやってきました。ゾンビランドサガ、主人公達フランシュシュのメンバーが寝泊まりしているという設定の唐津市歴史民俗館。
ちゃんと作中の作画もさりげなく展示してある。
元々の由緒も書いてあるぞ。ワイの保有している三菱株もこの時代みたいに力強く上がってくれや!!(欲望)
遊具は無くなってましたが、ちゃんと作中に出てくる例の公園もありました。
その前に一旦昼食を取りましたが、詳細は美食項にて記載します。
唐津市内は城下町の名残があちこちに見えるので、なかなか雰囲気があります。
入りませんでしたが、武家屋敷の跡っぽい。何かの資料館になっている模様。
そしてやってきた唐津城。ここも一応アニメに出てくる場所であります。
別アングルからも掲載。なかなかご立派ぁ!!
でも中を見学して判りましたが、城主は全員源氏か藤原家の子孫!!
やっぱり時代はいつも親ガチャじゃないか(呆れ)
天守は展望所になっています。これは天守から西側を見た景色で、ちょうど西ノ浜が見えています。こうしてみると結構歩いたね。
これは北側。唐津城が何故この立地にあるのかを考えると、やはり海からの敵襲を見張る監視台としての役割があった事が判ります。唐津港そのものが日明貿易の拠点でもあったそうですし、海賊も多かったのでしょうね。
そして天守から東側の光景。今回泊まるシーサイドホテルの他、左奥に美しく弧を描いて伸びる虹ノ松原、そして正面には鏡山も見えます。展望台からの夜景がきれいだそうで、アニメ一期では結構重要なシーンがある場所です。
城の近くにはこんな感じの石碑があって、歴代城主の家紋が載ってるんですが、これってフランシュシュのメンツと掛けてんじゃないかなーと思うの。0号のタエちゃんはともかく、メインボーカルは1号~6号ですし、ほぼみんな源氏の子孫、そして主人公である1号はどやんすボディこと「源さくら」ですからねぇ。
城を下りて虹ノ松原まで来ました。こんな感じでクソ広いビーチと松林が延々と広がっています。あとなんかニャンコ軍団もいました。唐津魅惑のどやんすビーチ。
流石に歩き疲れたのでここで一旦チェキラ。
今回泊まったのは豪華な東館のどやんすデラックスルーム。
部屋からの景色マジで最高。
部屋のアメニティ類は基本的に消耗品はすべて持ち帰り自由だそうで、冷蔵庫の中のドリンクも全て無料。すっげぇ・・・!!テンション上がるぅ!!
コーヒーメーカーも自由。水もミネラルウォーターが備え付けてあるので、自由に作って飲んでいい。マジでVIPルームやなぁ。
なお、お値段はお1人様1泊3万円以上しますが、今回はワクチン接種証明のパッケージプランで6000円の値引きが効きました。
さて、そんなわけで本題の温泉に移ります。
総評
東館内湯。大浴場は西館と東館にそれぞれあり、東館の宿泊者は西館の風呂にも入れるが、西館の宿泊者は東館には入れないという仕様になっている。よって、東館の温泉(スパ)はほぼこの高額な部屋を取った客のみ利用となっており、殆ど混雑していない。
東館露天。実は西館の風呂にも入るには入ったが、面積は段違いで東館の方が広く、しかも最上階には温泉を使ったプールエリア、最上階とは別に1階にもプールエリアがあり、夏場は屋外プールも設置される模様。しかしこれらエリアは水着必須であり、借りるか持参しないと入る事は出来ない。
ワイはプールには興味ないし、そもそもこの日は相当歩いたので、今回は温泉のみレビュー。
露天壺湯。いずれも温泉を加水提供した湯が使われているが、舐めた際の塩加減から察するに、濃度的には源泉を約3倍ほどに薄めた温泉だと思われる。ちなみに西館の方がやや塩分が濃く感じたので、恐らく浴槽の面積に比例して継ぎ足し湯の比率が異なっているのではなかろうかと思われる。
夜は幻想的にライトアップ。
加水で薄めたとはいっても元々が濃い塩類泉である為、その温熱効果は充分担保された温泉と言える。源泉がほぼ海水に近い濃さがある為、三倍希釈でも別府温泉の3倍は濃い。匂いはガッツリ塩素消毒という感じであるが、浴感としては熱が芯に伝わってくる感覚もあるし、水風呂もサウナもある点を考慮すると、全く不満点はない温泉であった。秘湯感<<<<<リゾート感といった温泉施設であるので、これはこれで間違いなく良い物であると断言できる。
脱衣所のアメニティの充実っぷりも素晴らしいので、部屋からは手ぶらでOK。こういった所も大変高級感があってスバラでありました。
美食
中州で食った水炊き。2人前からの注文しかできず、お値段4400円。
美味しかったけど、やっぱ割高感あるなー。
〆は稲庭うどん。何故、稲庭なんだ・・・?
海老カツは普通だったけど、イカシューマイはぶっちゃけ蒸しシューマイより好き。
クリスピーナ食感は白人にも受けると思うぞ。
比較対象の蒸しイカシューマイ。これはこれで美味し。
唐津での昼飯。お宿海舟は食事の身の利用も可。イカ丼セットでござい。これに上記のイカシュウマイが付いてます。
呼子イカはコリコリとしていて美味。謎のタレをかけて食べるとなお美味い。
そしてシーサイドホテルのお品書き。
前菜。
日本酒は小城の天山・特別純米。水も米もある土地なので、佐賀は日本酒がうめぇ。
呼子活イカのお造り。この時期はアオリイカでした。3月くらいから剣先イカになるとか。でもイカの王様はやっぱアオリイカよ。甘くて美味。
五穀饅頭の出汁漬け。イカを当てに日本酒を織り交ぜながらチビチビと食う。
ブリの揚げ出汁。美味くないわけがない。
ゲソは天婦羅にしてもらいました。活イカの天婦羅は嘘みたいに柔らかいので、これがぶっちゃけ一番うまく感じた。北海道の森町にいた時にも食べて感動したけど、活イカの天婦羅はマジでうめーんだわ。
頭は焼きに。イカといえば焼きイカだもんね。焼きイカといえば青森県を思い出す。ねぶた祭りの時に屋台で食べた思い出。
間に酢のものが挟み、口直しとなる。
そして佐賀牛のローストが登場。塩で食べたり、ステーキソースで食べたり、わさび醤油で食べたりする。飽きが来なくて最高。
ここで梅酒にスイッチ。
五目御飯が出てきて料理は終了。やっぱ和食&懐石は最高やな。
最後にデザートが出ておしまい。
美味かった・・・。
唐津、マジで良い所だったのでお勧めです。
みんなも美食して、わがままどやんすボディを作ろう!!(提案)