194・湯の児温泉(中村温泉)
温泉
施設外観。貸切湯屋の外に温泉タンクがデーン!と構えていて、ゼロ距離源泉である事を物語っている。
成分分析表
掲示なし。
飲泉も可能な単純泉の模様。
源泉は低温泉ではないが、そこまで熱くなく、適温。
概要
湯の児温泉は熊本の南側、水俣市の近くにある風光明媚な温泉地である。
新幹線だと新水俣からのアクセスが最も速いか。
海に面したところにあって、天草地方が目の前に見える。
温泉街の雰囲気はこんな感じ。人がいねぇ・・・。
海側から見るとまぁまぁ旅館が立ち並んでいるのが判る。
向こうに見えている島が天草である。
天草といえばサムライスピリッツ世代としてはアンブロジャ様に忠誠を誓った天草四郎時貞である。ヒョッホーゥ!とか言ってワープすんの。んで、何故か水晶玉で真っ二つにされたりする。
湯の児温泉の小高い丘の上には福田農場っていうスペイン推しの農場があって、焼き立てのパンやらスペイン料理やらミカンジュースが飲めたりします。
あと、なんか亀がいるらしい。
丘の上からの景色だと天草の奥に島原っぽい所も見えますね。
まだこの辺地理に詳しくないので何なのかは不明ですが、とにかくものすごいキレイな景色だ。
季節的に紫陽花が見ごろでした。なかなかロケーションも悪くない所なので、湯の児温泉に立ち寄りの際は福田農場へも顔を出してみると良いでしょう。
ちなみに前泊で水俣市内へ宿泊したんですが、この辺マジで夕日がめっちゃキレイなのね。なので、湯の児温泉も宿泊で来ればよかったと微妙に後悔。
総評
中村温泉は湯の児温泉の駐車場前にある酒店で貸切湯として使わせてもらう方式。湯屋一棟が丸々貸切になって500円。やっす!!いや、普段は共同浴場なのかもしれないけども。
注ぎ口に飲泉用のコップが置いてありますね・・・。
脱衣所はこんな感じ。なんか、お婆ちゃんちの風呂場を借りているような気分になってくる。匂いもなんかそんな感じなんすよ。
注ぎ口からの湯も含め、浴槽温度は全体的に熱過ぎずぬる過ぎずの適温で、しかも薄い単純泉という事もあって、静かにダラダラと入る事が出来る温泉でした。
注ぎ口や浴槽縁のスケールも殆どない事から、カルシウム濃度もかなり少ないものと思われる。pHも弱アルカリらしいが、浴感からほぼ中性に近い物と思われる。軽いお湯なので、疲れを取るのには最適な温泉かもしれない。
飲泉も試してみたが、苦み、エグ味、塩味もほぼなく、水道水とはやはりちょっと違うが、かなり普通の温水に近い味。これは普通に飲めますね・・・。
浴槽は何故か横長く、洗い場の方が狭いという特殊な構造。
手すりがあるので、ストレッチなどをしながらのんびりと入るのが吉。
美食
火の国熊本と呼ばれるだけあって、陽の国らしい陽射しで育まれた温州蜜柑はウマウマ。福田農場って蜜柑農園らしいですね。
福田農園のスペイン料理レストランではこのようにナイスな景色を見ながらオシャレな料理をキメる事が出来る。確かこれは地ダコのナンヤラ(忘れた)オリーブオイルが効いててタコ出汁しっかり出てて美味しかったね。
限定復刻というカレーライスも頼んだ。肉がしっかり入っていてウマウマ。
旅先で食べる物に困ったらカレーにハズレなし、ってのはバイク乗り時代に学んだ知恵だ。
ついでにムール貝のサングリア蒸しってのも食ってみたぞ。
本当は白ワインの一杯もキメたいところであるが、運転があるので水で我慢。
ムール貝はそのまま食べても美味しいが、半分くらいはカレーにブッ込んでシーフードカレーにしてやったぜ。ちなみに、ジュースは別にしても料理はこれだけ食べて2000円で良いのはマジでスバラである。
湯の児温泉、コスパマジでええやん?
今回は九州でも結構マイナースポットな温泉めぐりとなったが、湯の児温泉は泉質や景色、料理面でも割と高評価にまとまりました。
みんなもワクチン打ったら外人共が大挙する前に行こうぜ?