142・糠平温泉
温泉
施設近影。大分年季が入ったホテルですが、ここは自家源泉を持っている。
成分分析書
最初入った感じでは単純泉かと思ったが、成分総計1096mg/kgでギリギリ泉質名が付くライン超えてますね。
これが掲示できる温泉施設は強い。もう云う事ないね。
概要
糠平温泉ってこんな所。札幌から大体200kmあって、まぁー遠いわ。
今回1泊2日で行きましたけどね、そらもう疲れましたわ。
いや、高速使えばもうちょい楽なんですが、
今回このルートで行ったからね。
途中富良野に寄ったのだが、特に何もせずスルー。ヒグマ怖いワン。
ゴールが見えてきた頃、扇ヶ原展望所で位置関係を確認。ここは十勝平野を一望するスポットだが、大昔に火山活動の名残があるとかで、帯広市内はモール泉ばかりなのに、何故然別湖近辺にはモール泉が出ないのか、なんとなくその秘密が判ってきましたね・・・。
この日は気温が高かったのでちょっとガスってますが、この先に広大な農地が広がっているのはわかりますね。まさにデッカイドー。
扇ヶ原からさらに進んでいくと、然別湖に到着します。
この界隈では唯一の自然湖らしいです。
北海道の湖界隈の中では割とマイナーな方じゃないかと思うのですが、
実は結構いい温泉が出ています。ホテルは1軒だけ存在し、これはそこの無料の足湯コーナーですが、時間があればガッツリ浸かりたかったね。見た感じ、なかなかの含鉄・強塩化物泉ではないかと。遊覧船もあるのだが、これも時間の都合でスルー。
足湯からのロケーションも最高やね。意外に穴場ホテルの様な気がする。
然別湖は透明度がそれほどあるようには見えなかったが、なんすかこの魚群リーチは?
ホテル側が餌付けして、客に出す晩御飯にでもしてるのかな・・・?
今回はこの湖畔を左側から時計回りに爆走して北上し、糠平湖を目指します。
そんなわけでホテル前についたわけですが、わかりますかね?
普通にエゾジカが闊歩してるんですよここ・・・。
1919年開湯ですから、丁度101年目なんですね。
ベルサイユ条約とかの年だから、結構激動の時代に開湯されてます。
毎分40Lって意外に少ないですね・・・。
こちらは足湯用の源泉。糠平温泉も他の温泉地と同じように公園やら遊歩道がありまして、足湯は公園の中にあります。
ネイチャートレイルってのが自然散策路みたいな感じですが、然別湖をスルーした分、今回はこのネイチャートレイルに挑戦しました。たまには歩いて汗かかんとな・・・。
散策道を歩くとこの橋梁に到達します。
この界隈では有名な鉄道遺構ですよね。糠平から幌加の辺りにかけて、ここ以外にもいくつもの橋梁跡が残されています。自分はあんまり興味ないので、フーンって感じですが。
下から撮ってみたけど、イマイチだねこの写真。
ちなみに上を歩く事も出来ます。何かが出て来そうなロケーションよなぁ。
RPGだと絶対イベント起きる奴や。
橋の上からは糠平湖が見えたので、歩いて湖畔を目指すことにしました。
もしかして深刻な水不足なのでは・・・?
然別湖と比べても明らかに水量が少なく、湖畔感全く無し!!
あとクッソ暑い日だったので虫が多すぎ。まぁでも結構歩いて汗だくになったので、この辺りで引き返してホテルの風呂に入る事にしました。
総評
混浴露天風呂。無人なのを確認して撮影。
ロケーションはマジで云う事ない。渓流沿いの露天風呂。温度は結構高く、汗流してサッパリするつもりが、更に汗がジワリと出てくる。
この透明度よ。最初入った時は単純泉だと思ったが、ギリギリ1000mg/kgの枠を超えており、ナトリウム/塩化物・炭酸水素塩泉である。でもほぼ単純泉だねこれ。
こちらは内湯&露天。微かに硫化水素の香りがしたので成分分析表を見直したら、確かに僅かですが硫化水素がガス型、イオン型ともに検出されてましたね。
59℃の源泉を熱交換しつつ掛け流しなので、浴室内にはムワッとした熱気が漂っていた。あと、地味に水風呂もスバラであった。
開湯当初からの変遷が見れる案内もあった。
ロケーションなんかも含めると、透明な湯でこのクオリティはなかなか評価が高い。
蟠渓温泉の湯に近い印象も受けたが、若干硫黄の香りがするのでその辺が個性の違いを感じる。ともかく、道内でモールや泥炭の混じらない湯は貴重なので、その上で掛け流しをしているこの施設は高く評価したい。
美食
旅館メシ。グレードアッププランだったが、意外にあっさりとしたものだった。
串揚げのアブラにエビの殻突っ込んで素揚げにして食ってやったわガハハ。
清美、怖いでしょう。
いや、普通に美味しかったですよ。
朝もまぁこんな感じで可もなく不可もなく。
贅を尽くすという感じではなかったが、まぁ温泉面は大変良かったので満足しましたワン。