温泉美食倶楽部活動報告書

温泉の成分分析表に興味ある人向け

40・ニセコ昆布温泉 鯉川温泉旅館

温泉

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年季の入った大浴場。43~44℃位はあったかな。結構熱め。

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対照的に、キンッキンに冷えた水。これを浴びつつ何度か交代浴を堪能すべし。

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若干白濁が見受けられる露天風呂の様子。

奥には旅館名の由来になったのか、小さな川が流れている。

鯉はいなさそうなくらい浅い。

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浴槽から溢れた湯はそのまま掛け流されている。

これぞ、The掛け流しって感じやね。

 

成分分析書

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源泉65.8℃につき、恐らく加水と思われるが、水はニセコの山から湧き出たとても冷たい水なので、加水量は少ないかもしれない。

 

概要

外国人に人気が出過ぎて地価が異様に高騰しているニセコですが、こじゃれたホテルやペンションばかりかと思いきや、このように古風な温泉旅館も存在しています。

鯉川温泉旅館はグーグル先生の検索だと閉館扱いにされていたんですが2017年現在では普通に日帰り入浴可能でしたよ。

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年季の入った建物が風情を感じさせる。

鯉川温泉とは名乗っていますが、源泉名は成分分析書の通り、ニセコ昆布温泉になります。この旅館の場所はワイス温泉の少し南西側、道道66号沿いに小さい看板があるので、興味を持った方は見落とさないようにしましょう。

 

総評

写真でも見せた通り、潤沢な湯を掛け流しで使っている貴重な温泉です。

分析書の通り、実に北海道らしい塩化ナトリウムと炭酸水素イオンの合泉で、メタケイ酸が豊富な所も特徴かもしれませんね。

湯は白く濁ってはいますが、硫黄の臭いはしません。少し土の臭いがするので、湯の白さは火山土の色かもしれませんね。同じ匂いでもひらふ坂付近の温泉はモール系でしたので、地質の違いが出ているのでしょうなぁ。

 

泉質は申し分なし。

建物が古いためか、浴槽の温度は若干熱めに設定してあります。

炭酸水素イオンとは別にそこそこの炭酸ガス成分も含んでいるため、血管は拡張し、浴後は心地よいほてりが全身を覆い尽くします。秘湯感も高く、転地効果も抜群でしょう。

 

ニセコに来たら、ここと雪秩父温泉への入浴をお勧めします。

 

美食

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道の駅ニセコの直ぐ側にて営業中の蕎麦屋では、二種類の麺を選ぶことができます。

写真は鴨肉そば。麺は韃靼そばを選びました。

温麺ではなく、冷麺で頂いたのですが、よく煮込まれた鹿肉は甘辛く味付けがしてあって、蕎麦とよく合いました。

冬は多分やってなさそうなのので、夏季限定かな?