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温泉美食倶楽部活動報告書

元・伊豆の海原雄山です

7・湯の澤鉱泉

温泉

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写真は施設入り口。

日本秘湯を守る会の提灯が見受けられる。

 

成分分析書

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概要

茨城県はあまり温泉県のイメージがないのだが、街道沿いに湯治場や温泉宿場として栄えた町が乏しいというだけの事であり、探せば古くから地元民に愛されてきた温泉はポツポツと散見される。

 

この湯の澤鉱泉茨城県常陸大宮の山中にひっそりと佇む一軒宿であり、日本秘湯を守る会の提灯が象徴するように、冷鉱泉ながら自噴源泉がかけ流し(加温)されている宿である。

 

市街地からそれほど離れてはいないが、カーナビ通りに道中を進んでいくと、それなりに険しい道に入り込むので、妙な冒険心をそそられる秘湯である。首都圏からのバイクツーリングであればちょうどよい場所にあるのではないだろうか。

 

総評

泉温15.5℃、湧出量毎分24Lと、その資源の細さも気になるが、成分総計550mg/kgと単純泉であり、炭酸水素イオンが330mgとかなり惜しいラインを行っているが、現行の温泉法上では温泉に該当しないものと思われる。

 

言い方を変えればこの湯の澤鉱泉の湯は事実上の「湧水」であり、湧水を沸かして浸かっている、と考えると何だか釈然としない感を受けるかもしれないが、あくまで「鉱泉」を名乗っているので、それはそれで何ら問題はないのであろう。

 

㏗8.2と、酸性度としてもほぼ中性に近い弱アルカリ性で、ますます湧水感が溢れるスペックとなっている。

加温しているので、唯一の豊富な成分である炭酸水素イオンもいくらかは分解してしまっているのかと思うとなんだかもったいない感じがする。源泉の水風呂なんかがあればよいのだが、自然湧水で、かけ流しを維持するには湧出量も少なく、仕方のない事なのだろう。

 

ここまでネガティブな総評が続いているが、浴室全体が木造でいい感じの落ち着いた造りであり、自然湧出のノンフロー源泉であることから、湯の活き・・・水の透明度や香りもフレッシュであり、成分が少ない故に単純泉らしい肌触りもなかなかに良かった。

何より、険しい山林の奥にひっそりと佇む宿の雰囲気は、日常の喧騒を忘れるに充分な風情があり、転地効果を楽しむという意味ではまずまずの施設なのではないだろうか。

 

美食

ここに来たのは大洗でのフェリー待ちの時間を使うという目的であったので、実質茨城での美食は大洗で摂っている。

ガルパンでおなじみになった大洗の名産といえばあんこう鍋であるが、

この時季節はちょうど12月、私が食べた料理で最もおいしかったのは・・・

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〆鯖である。

写真は大洗港周辺にある「居酒屋しゅんさい」の〆鯖であるが、季節が良かったのか、トロリとして身が柔らかく、程よい酢締めで非常に美味しかった。

日本酒が入る入る入る入る・・・入っちゃった。とまんね。

 

日本酒といえば函館の日本酒イベントで大洗の月の井酒造さんから特別純米酒を頂く機会がありまして、その節は大変美味しかったです!とお礼を述べておきたい。

特別純米 月の井 (1.8L) / 月の井ショップ

 

ちなみに日本酒は使用する湧水が命らしいので、飲用も浴用もできる茨城県には湧水に一定の評価を与えても良いのではないだろうか?