温泉美食倶楽部活動報告書

温泉の成分分析表に興味ある人向け

57・江部乙温泉

温泉

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施設外観。JR函館本線・江部乙駅の直ぐ近くにあり、なんとビジホです。

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浴場の様子。いずれもコンパクトな造りだが、浴槽の種類は多い。

奥が主浴槽で、右が高温、左が低温。いずれも加温の源泉。

右手側奥からジャグジー(真湯)、ジェット(真湯)、以下水風呂(源泉)となる。

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江部乙温泉には二つの源泉があり、いずれも冷泉。右の方が冷たい。

この浴場では冷鉱泉をそのまま使うという粋な計らいがされているのだ。

写真の右手にはサウナもあります。

 

成分分析書

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こちらは二号井のスペック。源泉30℃なので、温水プールよりもちょっと冷たい位。

水風呂としてはかなりマイルドで、初心者でも入りやすい。

一号井の分析書は確か浴場内にあったような気がする。撮影はないが、二号井よりも温度の低い17℃位だったような覚えがある。

 

概要

江部乙温泉はあまり知名度のないマニアックな温泉で、滝川のちょいと北にあるJR江部乙駅の直ぐ側にホテル兼業で経営されている公共浴場です。滝川に住んでいる友人もこの温泉の事は知らなかった模様。

利用客の90%は地元の老人で、空いている事の方が多いです。

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お湯の色からも判るように、どーもこの辺りは変わった土質をしているようです。

脱衣所の手前にはこのように土壌サンプルが掲示されており、お湯が白いのはどうもこの土の色のようですね。

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JR江部乙駅の様子。派手な色だなぁ・・・。

 

総評

成分分析書から判る事は標準的な塩類泉という事なのだが、此処は源泉をそのまま水風呂として使っているため、浴感は普通の塩類泉とは大きく異なります。

 

写真でも分かる通り、白く濁ってはいますが硫黄の湯ではないです。塩化カルシウムではないかと思われます。いずれにせよ、他所ではあまり見ないタイプの白濁泉です。

 

成分的には温まりそうな湯ではあるのですが、塩カルは水風呂として使う事で何とも言えない冷涼感があります。前述の通り水風呂は二つの源泉で30℃程度の弱水風呂と20℃以下の強水風呂があるので、水風呂をこよなく愛するサウナーや交代浴マニアである自分にとってうってつけの温泉であると云えるでしょう。

 

温浴槽が44℃程度まで温かくしてあるので、

温浴→高温浴→弱水風呂→強水風呂

のコンボで複数回交代浴をキメるとそりゃあもう気を失いそうなほど、きもちええんじゃ。

 

鉱泉ではあるが、非常に奥の深い温泉だと思います。

高評価!!

 

美食

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江部乙駅の近くには道の駅もあります。安売りされたキムタクが目を引いた。

美味しいものは道の駅でも食べれますが・・・

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風呂上りには少し離れて、美唄でラーメンだるまやの泥ラーメンを食べました。

ドロォ・・・って感じで白飯併用必須。この泥ラーメンは結構中毒者が多いみたいで、寒い時期には温泉と併せると最&高、間違いなしでしょう。