55・シララ温泉(積丹)
温泉
温泉旅館北都のシララ姫の湯です。
透明度の高い炭酸泉。結構なガス臭があるが、源泉は比較的ぬるいのでガスによる加温かと思ったんだけど、ここって冬は営業してないような・・・。
だとすれば、掛け流しの可能性が高そうです。ガス臭も天然のモノかもしれません。
成分分析書
源泉40℃と絶妙にぬるい。
旅館の入口付近にあるマンホールが源泉なので、冬場に休館しているのだとすればやはり此処は加温なしの掛け流しとみて間違いなさそうだ。
この温泉で注目すべき点は炭酸水素イオンと炭酸ガスの濃度。
どんな事が判るかな?
概要
積丹が積丹ブルーを呈するのにはそれなりに訳があって、やはり地質のなせる影響が大きいと思うのです。
この近隣には以前にも紹介した海水よりも濃い神恵内温泉
とか、変わった泉質の湯が点在しています。
今回紹介するシララ温泉は、そんな積丹半島の最果て神威岬の近くにある温泉旅館に湧くレア温泉です。
総評
成分分析書からも判る通り、豊富な炭酸ガスと重曹を含んだ温泉です。
海沿いだから最初はあまり期待はしてなかったのですが、浸かって程なくしてあのラムネ温泉こと長湯温泉や七里田温泉にも負けない程の炭酸水泡が身体中に纏わりついたので、ここの評価は一転して高評価へと転じました。
道内でもここまで濃い炭酸泉は珍しいです。
炭酸ガスが出ているのでしょうがないのかもしれませんが、強い金気臭と油のような匂いが鼻に突きました。しかし匂いとは裏腹にお湯は見た目の通り透明で、長湯に適したぬるさと、炭酸特融のかなりサッパリとした肌触りがあるので、浴感は非常に素晴らしかった印象。
浴後は予想通りと云うべきか、炭酸泉特有の強力な血管拡張作用でグッタリとした疲れが出てきます。海水浴の後とか消耗し過ぎそうなんだよなぁ。かくいう自分も此処に入る前に神恵内温泉にも入って来たので、疲れが強く浴後は速攻で眠りに落ちてしまいました。
美食
もう何度も積丹の美食は疲労していますが、やはりファーストチョイスはニーウーとなります。
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ただ、今回は比較として・・・
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を載せてみました。どちらも死ぬ前に一度は食べないと絶対に後悔するって位には美味いですが、値段はアクセスの非常に悪い襟裳岬のウニ丼の方が少し安いです。積丹のエゾバフンウニは年々人気が出ており、値段も高騰しております。
温暖化などの影響もあって、そろそろ食べられなくなるかもしれません。
よくウニが苦手な人っていますが、それは塩水生ウニを食べた事がないからだと思います。回転ずしや本州の料亭などで売られているウニはミョウバンで処理した保存ウニであって、この写真の様な現地で食べるガチ生のウニは全くあのエグみと臭みがありません。この味を知らないで死ぬのは非常にもったいないと思うので、北海道に来たら死ぬ前に一度は現地の生うに(特にエゾバフンウニ)ってのを食べてみるとよいでしょう。
積丹町の漁港でも春から夏にかけてはエビも上がるようです。
これ赤海老っていうんですかね?茹でてないのにこの色です。
運転がある為に日本酒をキメれないのが残念過ぎた。
ホタテもタコも美味かったですねえ。
これは美国辺りの店だったと思いますが、身が小さいながら炙りアワビも美味しかったです。
積丹は人気過熱につき、お店の情報は秘匿とします。
自分の足で行って探せ!
あ、でも襟裳岬のうに丼は襟裳岬で食べれるので、行くなら初夏の頃にGO!