22・神恵内温泉
温泉
道道998号線沿いにある事から、998温泉等とも呼ばれている。
北海道は広いから114514温泉がある可能性が微レ存・・・?
成分分析表
海水より濃い!主に塩かと思いきや、重曹もkg辺り4g含むという破壊力。
概要
積丹半島にある神恵内には道内屈指の強塩化物泉がある。
海水よりも濃い温泉は自分の知る限りでは黄金崎不老ふ死温泉や有馬温泉など、限られた温泉でしか見た事が無いので、恐らく地質学的にも珍しい温泉なのではないかと思われます。
黄金崎の場合は水源が海水、有馬は有馬型という別の機序での水源があるので、恐らく海に近い神恵内温泉は水源が海水なんでしょうねぇ。
積丹半島は昔からがけ崩れなどの災害の多いところで、砂岩が多いわけです。この砂岩が非常に濃い温泉の泉質にも影響を及ぼしている可能性もありますね。
また、積丹半島は積丹ブルーや神威岬など美しい景色で有名なところでもありますが、道路開拓史における産業遺構的な側面に加え、原発の建造など、色々なシリアス要素の多い場所なので、社会見学的にも是非積丹には訪れて頂きたいものですなー。
砂岩でできた神威岬はじきに風化して歩けなくなってしまうだろう。
美しい積丹ブルーの海
旧道跡。積丹半島は道の開発との戦いだった。
総評
前述の通り海水よりも濃い温泉です。
成分総計45.93g/kg。その成分の殆どが塩化ナトリウムだが、炭酸水素イオン(重曹)が4000mgも含まれているという強塩泉である。
見た目は茶色く濁った湯で、硫黄臭は無い。
重曹が多いものの、塩化ナトリウムが濃いためにぬるぬるとした感じはあまりなかったです。最初に入った感じ皮膚を圧迫するようなずしりとした重さがあり、強力に熱が皮膚に伝わる感じがあった。
湯の温度も高めに設定されており、水風呂の切れ味も相まって、ガツンと決まる強烈な入浴感が特徴。
入り慣れた地元の爺さんたちには好評だが、皮膚の弱い人や湯あたりしやすい人には注意が必要な湯だろう。
ともかく、強い湯であるという印象でした。
こういう湯は一泊で入りに来たいものですなぁ。
美食
積丹と言えばそらもう赤ウニですよ。
シーズンは限られますが、ミョウバンに浸してない、良質な生のエゾバフンウニが堪能できる場所は道内でも数少ない。
ここまで鮮度が良いのは私も初めて食べましたが、ガチの赤ウニは磯臭さが全くないので、発酵臭のある日本酒ではなく白飯と醤油で食うのが最も美味いのね―。
よく北海道でウニを喰った人が「今までウニが苦手だったけど―」といってウニ好きに転じるようになるのが良く解る一品で、クッソ美味い。
残念ながらこのお店は紹介してくれた友人の希望により穴場として取っておかねばならないので、此処では秘密としておきます。
あぁ^~うまいんじゃあ^~
みんなも神恵内998温泉に入りに来よう!114514!!