70・塩入温泉(香川)
そろそろネタ切れなのでしばらく停滞します。
温泉
施設外観。館内は食堂、休憩所など一通りの設備が揃っている。
成分分析書
殆ど地熱が無い四国だけあって案の定冷鉱泉ですが、重曹の多さに着目。
概要
塩入温泉はこの通り、金毘羅宮から少し山奥に入ったところにあるマイナー系温泉。
道が判り難いのでナビ必須かも。
それでも地元の人からは結構知られているらしく、洗い場がいっぱいになるほど多くの人が入りに来ていました。
時間の都合で金毘羅さんはスルーして、このあと屋島に昇りました。
四国といえば源平絡みの伝説ですな!!
四国は本当に歴史の古いところなので、寺巡りなどはマジでお勧めです。
茶店の軒先に無造作に置かれてたけど、これ相当古いものなんじゃ・・・?
正平六年っていつだよ・・・。(調べたら西暦1351年だそうです。)
これ本物なのか!?え、マジ?盗まれない?
総評
仏生山との比較が面白い温泉でした。
仏生山温泉はそれこそ超が付くほどの重曹泉で、ヌルヌル感が半端ない感じの温泉でしたが、ここ塩入温泉は仏生山程ではないにせよ、そこそこの重曹を含んだアルカリ性泉でした。
塩素消毒の循環式ではありましたがヌルヌル感はバッチリ残っていて、温泉に入った!感は充分に味わえるクオリティ。
適度に山の奥にあって、のんびりと過ごすにはうってつけの場所でした。
街からもそこそこアクセスしやすいので、地元民が集まるのも何となく頷けますね。
美食
屋島で食べたお雑煮です。
白味噌を使い、仄かに酒粕の風味。そして何と餅はあんこ入りなのです。
本当かどうかは知りませんが・・・聞いた話によると、この辺は年貢の関係で甘いものが貴重だったそうで、人目につかぬようこっそりと甘いものを食べるという風習があった事から、雑煮の餅にあんこが入っているんだとか。
仄かに香る酒粕入りのお出汁が何とも言えない素朴さで、懐かしい味でした。