温泉美食倶楽部活動報告書

温泉の成分分析表に興味ある人向け

120・別海ふれあい温泉

温泉

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施設外観。道の駅ではなく、観光用のホテルらしい・・・のだが、色々とツメが甘い。

別海町交流センター郊楽苑といいます。

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この色、間違いなくモール泉。

ここ最近道東の温泉の記事を上げているが、十勝界隈に拡がるモール泉の東側境界点は恐らくここだと思われる。

 

成分分析書

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浴場入り口に掲げられた成分分析書。

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ふむ・・・やはりモール泉に特徴的な炭酸水素イオンがそこそこ検出されているが、炭酸ガスはそこまでではない。あとは塩類泉という点がポイントか。

 

概要

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別海町と言えば酪農と牛乳のイメージがあるわけですが、一応風連湖やオホーツク海も面していて海産物も取れるエリアになります。

ただ、この施設少し気になったのが・・・

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なんかちょっとイキッてる感じがあるんですよね・・・。

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まぁ個性を主張したいのは解るんだけど、温泉って日々状態が違うので、成分総計であればこの一覧の温泉はどれも似たり寄ったりなんじゃないかと・・・。

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なかなかのイキリッぷり。

しかしモール温泉の濃度という点では成分総計で既に天塩温泉や旭温泉にも既に負けてますし、気持ちは解るけど探せば上には上がいくらでもあると思うのココロ・・・。

あと、温泉は濃ければいいってもんでもないからね。

ただ、掛け流しに拘っているという点は評価したい。

 

総評

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源泉掛け流しという事で、恐らくこのかけ湯あたりは加温なしのそのまま源泉なのではないかと思うが、自噴&ゼロ距離でもない限り38.4℃というのは浴用で使うには少しぬるい温度であるため、原則どの浴槽も加温はしているものと思われる。

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お勧めはこのジャグジー。とてもぬるめに設定されているので、かなり長湯して湯そのものの良さを堪能する事が出来る。

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ジェットバスは威力が貧弱過ぎた。

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露天のほか、サウナも水風呂も完備。

 

まぁ設備的には一通り揃っていて近代的でもあり、ジャグジーは最高のぬるさ加減で良い感じの長湯を堪能できる施設ではあった。

ただ、公営の施設故の気配りの甘さというか、イキッて宣伝してる割には宿泊客の入浴時間が外来浴客の時間と完全に合わせてあり、プライベートな入浴を味わう喜びを削がれてしまうなど営業面での努力がちょっと不足がち。ルルラン温泉みたいに22時30分以降は宿泊者のみ、みたいな工夫が欲しかったところですね・・・。入浴が外来も宿泊も22時30分で切られてしまうのは何とも釈然としない。

 

お湯のスペックとしては標準的なモール泉といった感じの入り心地で、塩分が濃い分、若干湯の泡立ちは少ないかな?といった印象であった。

浴感はツルツルとしており、匂いはやはり仄かに土の香りがする。

 

バランスは悪くないと思うのだが、ツルツル感で云うと完全にpH9を超える標津のオホーツク温泉の方が上だし、温熱作用も強酸性の川湯温泉に比べると明らかに劣る。

他所様より成分が濃いとイキってる割には個性が弱い感が否めなく、如何ともし難い評価。

 

・・・とまぁ、色々とディスったりもしましたが、結局はぬるめのジャグジーが気持ち良すぎて水風呂と交代しながら1時間くらい入っちゃったからね。

大体そんな感じ~ギャグマンガ日和~。

 

美食

今回は素泊まりだったので無し。