温泉美食倶楽部活動報告書

温泉の成分分析表に興味ある人向け

101・和(やわらぎ)温泉

温泉

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施設外観。館内は普通に銭湯。

浴場写真は撮れず。

なお、周囲は農場が広がっている模様。

 

成分分析書

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濃度的には海水のちょうど半分くらい。塩類泉としては結構強めの部類に含まれます。

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ここのポイントは成分云々というより、44.5℃という絶妙温度ね。

加水も加温も不要というスペックは非常にポイントが高い。

 

概要

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この地図だと普通に八雲市内にあるように見えますが、実は国道から少し離れた場所にあって、前述の通り周りには農地が広がっています。

北海道新幹線新八雲駅が近くに建造されるそうですが、一般車両の停車駅にはならないとの噂。

 

八雲は東西に渡って色々な温泉が湧いているのですが、海あり山ありとなかなかバラエティに富んだ地域だと思います。とはいえ、道南でも八雲は最も雪が降る地域としても有名なので、冬場に来る際は気合を入れないといけませんね。

 

総評

ここは道南らしい強力な塩類泉と、若干のモール質を含んだ温泉です。

浴場はそこまで広くは無いのだが、内湯と水風呂、そして露天風呂と一通りの設備は揃っています。

値段は440円と銭湯価格なため、アメニティなどは持ち込み式になります。

 

お湯の温度は44℃と掛け流しに適した温度で、浴槽では丁度入りやすい位の温度になっていました。露天は少しぬるめになっていて、牧草の香りが風に乗って漂ってきて何とも穏やかな気持ちになる事が出来た。

 

成分的には函館界隈の温泉の倍くらいはある濃い目の塩類泉で、単純泉のヌルヌル感とは違って、濃い塩類泉特有のとろみを感じる事が出来た。

お湯の色は美しい緑色で、函館の昭和温泉や北美原温泉と同じような方向性を感じる湯だった。恐らく濃くなれば茶色くなるものと思われる。

 

塩類泉としては強い部類に入るので、結構風呂上りに火照りと疲労感が全身に現れてきます。これで函館市内のように激熱だったらかなり疲労度の高い温泉になってる事だろう、それ故に内湯も熱すぎない設定にしてあるのは素晴らしいと思った。

 

水風呂もドバドバ放流式だったので、しっかり芯まで温まった後にザブンと浸かって出るとよいでしょう。

 

美食

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近くにスイス料理のレストランがありました。

チーズや野菜が自慢のようで、農業が盛んな北海道らしいお店とも言えます。

ちょっと料理の写真を撮り忘れたんですが、お風呂上りに行ってみてはどうでしょうか?ただ、店内には犬がいるので犬嫌いの人は注意。