温泉美食倶楽部活動報告書

温泉の成分分析表に興味ある人向け

引っ越し旅行記・5日目(最終)

5日目・尾道川棚温泉

 

5日目の宿を決めたのは姫路にいる時だったんだけど、距離的に尾道から川棚温泉って下道で行くと結構厳しい距離なんよね。

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道の駅みはらで瀬戸内海の島々に別れを告げる。

尾道本当に良かったなぁ。住むにはちょっとアレだけど、長期滞在とかはしたい。

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道中、福山での渋滞反省から、温泉皆無の広島市内はスルーを決める事にし、広島空港のある本郷から高速に乗って、山口県に突入。岩国の先にある玖珂ICまでワープ。

何故玖珂で降りたのかというと、

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国道2号線沿いにあるいろり山賊に寄りたかったからなんですよね。

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目的は皇牛のステーキ。何故か山口県民にもあまり知られていない玖珂のいろり山賊だが、広島県民の間では地味に有名。この皇牛って、本当に口の中でとろける位に柔らかい。コロナ禍で消えてもらっては困るブランド牛だ。

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その後は徳山市などで少々混雑に見舞われたが、休み休み旅程は進み・・・

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ようやく下関の手前まで到着。菊川町内を抜け峠を越え、

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この日の宿、川棚温泉・旅館小天狗へと到着。

風格のある老舗旅館だが、料金はかなり良心的でした。

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温泉街の雰囲気はこんな感じ。閑散とした、知る人ぞ知る温泉って感じ。

こういう所は飲食店も少ない。旅館の方は素泊まりで取っていたので、暗くなる前に夕食を取りに出る事に。

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どうやら川棚温泉はあの瓦蕎麦の発祥地だそうで、元祖と名高い「たかせ」さんで晩飯を摂る事に。

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下関といえばフグという事で、まずはフグのひれ酒と白子豆腐、フグ皮を注文。

冷たい白子豆腐を口に含み、熱いフグひれ酒でゆっくり溶かしながら食うのがベスト。

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そして小フグの唐揚げを頂きます。骨まで食えて、うめーんだこれが。

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そしてメインディッシュの瓦そば。

瓦そばは熱した瓦の上に茶蕎麦と錦糸卵、ひき肉、海苔などの薬味を乗せた郷土料理で、各地でもやってるけどルーツはこの「たかせ」さんだそうです。

蕎麦の上面は生蕎麦だが、瓦に面した分は焦げ身が付いて固まっており、和製焼きそばって感じで独特の風味と食感があります。蕎麦なので驚愕する様なインパクトではないですが、これはこれで美味いなーと思いますね。

値段も意外に安く、これだけ飲み食いしても3600円位でした。

イイゼ、瓦そば。

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食事も終え、この日のメインイベントである温泉へGO。

源泉温度は低めなのだが、この旅館小天狗は敢えて掛け流しに拘っている所が非常に好感が持てる。含放射能・ナトリウム・カルシウム/塩化物泉ですが、成分的にはかなり薄く、単純泉のような肌触り。放射能濃度はぶっちゃけ、単位が分析表によってまちまちなので、どの程度の効果があるのかは今のところ不明です。

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浴槽は男女入れ替え制で、丸型の浴槽と、

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正方形の浴槽がありました。内湯は約40~41℃程度で、熱くもなく入りやすい温度。どちらにも露天風呂が付随しており、

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この露天風呂が元も素晴らしいポテンシャルを発揮していた。

元々そこまで高温ではない源泉が外気によってぬるくなり、露天風呂ではほぼ37~38℃の不感温度となっておりました。この為、湯に身を沈めてからそのまま眠りに落ちてしまいたくなるような心地よさがあり、さらに言えば掛け流しであるためにお湯の香りも大変素晴らしく、今回の旅の中では最も高い評価の温泉となりました。

ガツンと決まる温泉も悪くないですが、長旅の時はこういう優しい温泉の方が良いかもしれませんね・・・。

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翌日は「こういうのでいいんだよ」感溢れる朝食膳を頂き、旅はいよいよ最終日へ。

といっても、最終日は関門海峡を越えてから程なく到着となり、目的地(新居)がバレてしまうので割愛させていただきます。

 

ということで、次からは九州の温泉をちょこちょこ紹介していければと思っております。