番外編・蔵出し温泉紹介
今回は記事にするにはイマイチネタの足りなかった温泉を紹介していきます。
1.月形温泉
ここは学生時代から色々とお世話になった温泉である。
浴場入り口の様子。
基本的に黄色い湯なのだが、その時々によって透明だったり濁り湯だったりしているので、この20年の間にも若干泉質が変動しているらしい。モールというよりは、泥炭系か?ちょっと薬品っぽい匂いがしていた事を強く記憶していたが、久々に入ったらそうでもなかった。加温湯であるが、そこそこの塩類泉。
月形といえばゴールデンカムイでもおなじみの樺戸監獄であり、今もまだ刑務所があります。この近辺の国道は開拓時代の囚人が開拓した道だと言われています。
ちなみにここ月形はラーメンむつみ屋の発祥地でもあります。
一時は広島県や長野県の諏訪湖にまで店舗を広げていましたが、無計画な出店が仇になり経営破綻。北海道にはもう1軒も存在しませんが、実は東京の会社に経営権が買われ、関東圏で細々と生き残っています。
あまりに懐かしくなって登戸店で食べた名物北の恵みラーメン。アスパラとベーコン、コーンたっぷりでミルクベースのカルボナーラみたいなラーメンで、最後の方ちょっと気持ち悪くなるやつ。でもこれ一口目の口当たりすげー美味くて、結構好きだったんだよなー。北海道の定番土産のシャケフレークを用いたシャケご飯も美味いのでオススメ。
ネタとしては少し弱かったので本記事にはしなかったんですが、ボツネタ放出として掲載しときます。月形温泉。
2.帯広 白樺温泉
帯広市内にある公衆浴場。
成分分析表。帯広市内にある小浴場だが、れっきとした源泉掛け流しのガチンコ湯。温度も丁度良く、加水なども一切無し。カランからも温泉が出るっていう本気のやつ。
帯広市内はモールという印象だが、ここは少し色が薄い。香りはモールっぽさがあるが、若干緑がかっているような湯で、濁りはない透明な湯。
中はこんな雰囲気。静かな住宅街の中にある為、地元趣向の強い温泉銭湯。
この界隈は他にも似たような温泉が沢山あるらしいので、もっと開拓しておきたかったエリアである。
3.石狩当別温泉 ふくろふの湯(閉鎖)
いつの間にか北海道医療大学の近くに出来ていた小規模温泉。
露天風呂へのこだわりや、お湯を極力源泉で使う姿勢には好感は持てていたものの、設備そのものが小規模過ぎた事と、あまり店主の愛想が良くなかった事から2回程度の利用で足が遠のいてしまった温泉だが、今回のコロナ禍で再開の目途が立たなくなったそうで、つい最近閉鎖してしまった。
泉質としては真っ黒なモール泉で、特有のとろみがある。小さな沼を見ながら入る温泉は中々趣があっただけに、残念。
4.奈井江温泉
一応宿泊で利用した温泉。国道から少し逸れたところにあり、山林の香りのするエリアにある保養施設。
透明な重曹泉ではあるが、加温、循環、消毒ありのため、炭酸水素イオンの良さが消失してしまい、それ程ツルツル感もなく、ぶっちゃけあまり印象に残らなかった温泉。
少量の硫化水素があるので、微かにその香りはしていたように記憶している。森の中にある露天風呂は木々の香りがしてそこそこ気持ちよく、水風呂が爽やかだった印象。ただ、この界隈の温泉からすると少し個性が薄いかな・・・。
そもそも奈井江を知らない人の方が多いと思う。(小並感)
5.三笠天然温泉 太古の湯
道の駅併設型のスーパー銭湯型の温泉施設。確か宿泊もできたような。
若干黄色い湯は月形温泉にも似た印象。浴場も広く、それ以外にレストランなど設備も充実していて、そこそこ人気の施設となっている。ただ、入館料はボチボチする。
塩類泉特有の効果があったと思うが、循環方式で鮮度が落ちていた事と、源泉がぬるいため浴槽もそこまで熱くしてない事から、スピリチュアルエリアに到達する程のキマリっぷりはなかった。
6.小金湯温泉
定山渓温泉の手前にある小規模温泉。わずかだが宿泊施設もある。
定山渓温泉の下流エリアにありながら、単純硫化水素泉という似て非なる温泉。
そこそこイオン型の硫化水素イオンが含まれているので、湯からは確かに硫黄の匂いはするのだが、加温での提供になる事と、やはり塩素消毒&循環が入っている事からその良さが薄まってしまっている温泉。泉質は悪くないのだが、印象としては薄かった。
7.五の宮温泉(秋田県)
鹿角市にある旅人の宿。日景温泉に行く前の日に泊まった宿である。
スーパー銭湯風の温泉で、確実に良い湯なのは間違いないのだが、この日は既に青森市内で3か所もハシゴ湯した後だった事から、記事にする気力が起きず放置となった。湯の記憶も曖昧なままであるが、アルカリ性の単純泉でくせのない入り心地だった。アルカリ性だが、ツルツル感はそこまでなく、どちらかといえば淡水に近いサラサラとした肌触りの温泉だった。露天風呂の雰囲気が良かったように思うが、時間がもう遅かった為、暗くて何も見えず。明るい時間に行けばまた印象も変わっていただろう。
こんな感じでキッチリ旅館飯も楽しんだ。あとは酔っぱらって何も覚えておらず。
ちゃんときりたんぽも食べました。
8.西伊豆 沢田公園露天風呂
いわゆる観光用の秘湯。源泉は堂ヶ島温泉等の混合泉だが、わざわざ見晴らしのいいところに引き湯してある。
泉質はまぁ・・・加水加温循環のアレながら、堂ヶ島を見ながら入浴できる最高のスポットではある。遊覧船が目の前を通過するので、全裸で手を振ったりできる。
やめようね!!
9.夕張温泉 レースイの湯
ホテルマウントレースイの温泉。設備は充分ながら、やはりここも塩素消毒・循環等の手が入り、あまり印象に残らなかった温泉。重曹泉ながら、色はうっすら黄色い透明で、モール感は無かった。
いかにもホテルの風呂という感じでした。
温泉としては可もなく不可もなくという印象。
ただ夕張、こいつに関しては申し分ない位に美味い。季節ジャストで現地の秀品メロン食ったら、マジで衝撃を受ける程の旨さ。今まで食ってたメロンが嘘みたいに感じる筈だ。
10.八雲温泉
ホテル併設の大衆浴場である。八雲の海に面した国道沿いにある宿泊施設。
色々と修正の入っている成分分析表だが、正式には八雲カルシウム温泉というらしい。なるほど、確かにカルシウムが豊富である。
温泉の見た目としてはこげ茶色に濁った強塩類泉で、モールとは違う色を呈していた。見た目的には濁川温泉に近い印象を受けたが、アブラ臭はなかった。ここも掛け流しで、ガッツリ決まる系の強い塩類泉の特徴を感じた。
道南には大沼界隈を中心に
1.山川牧場
2.鈴木牧場
3.駒ケ岳牧場
という3大勢力がガチンコノンホモ製法牛乳の品質でしのぎを削り合っているのだが、ここ八雲には元山牧場という第4勢力が存在する。
この牛乳もノンホモ製法の低温殺菌牛乳であり、相当にレベルが高い。
温泉道の飲み物といえばやはり牛乳であるが、全国民の一人でも多くがこのノンホモ(ノンケ)製法の牛乳の美味さに目覚めることを切に願う。一度この旨さを覚えたら、メ○ミルクとか飲む気せんわ・・・。
てなわけで、フォルダに眠っていた温泉ネタをここで一旦10個ほど放出。
まだまだ行った温泉は山ほどあるので、気分次第でまた放出します。