136・御宿温泉
温泉
今回宿泊した宿。大野荘さんです。民宿然としていますが、旅館です。
成分分析表
これは最初に入ったクアライフ御宿の温泉。日帰りで利用。
こちらは大野荘の温泉。恐らく自家源泉ではなく、この一帯の宿に流している集合源泉であると思われる。
2枚目。循環はないが、加水&加温&消毒あり。しかし大野荘の湯はあんまり消毒感は感じなかった。
概要
御宿って「OYADO」じゃないからね。
ONJUKU!だからね!!っと、左側に居る兄貴も背中で語ってますね。
御宿は千葉で最も美しいとされる浜があるそうで、月の砂漠とも呼ばれています。
砂漠・・・?鳥取砂丘と比べると砂漠感は薄れますが、流石にキレイな砂浜。しかもかなり広いの。ピークシーズンはここは毎年焦げ茶色のウェイ系トライブでビッチリ埋まるらしいのですが、今年はコロナで閑散としている筈なので、狙い目かもしれませんね。
金目鯛や伊勢海老など、伊豆半島と被る所の多い千葉県ですが、白い砂浜に関してはやはり千葉に軍配が上がりますね。まーでも新宿や渋谷方面から出てくる人にはやっぱしんどい距離いですけど。千葉駅から先の外房線は空いているので、千葉までの辛抱だ!!
総評
今回はクアハウスと大野荘の2か所の温泉に入りましたが、ポイントはどちらも豊富な炭酸水素イオンを含んだ重曹泉だという点です。この泡立ちはモール泉独特のとろみによるもの。炭酸水素イオンの濃度はクアハウスで約2300mg/kg、大野荘の源泉は1400mg/kgほど。どちらも成分総計では2000~3000mg/kg程度の温泉なので、溶存成分の大半が炭酸水素イオンというツルツル系温泉です。
濃度的にはクアハウスの方が濃く、大野荘の方も加水してあるため、ツルツル感で云えばクアハウスの方が一歩上という感じでした。しかしながら大野荘の方は加水ではありますが循環ではなく掛け捨て方式の給湯なので、湯の鮮度は大変良かった。お湯の色はどちらも写真の通り黒く、これも加水してある大野荘の方が若干薄い印象を受けた。この黒色は関東地方らしいモール質で、泉温が低いのも千葉っぽい。
御宿温泉は関東ではそう珍しいタイプの泉質では無いが、温泉名人の郡司先生も著書の中で推す程、ツルツル感は他のモール泉に比べると優れています。ロケーションも含めて、なかなか楽しめましたよ。
美食
もうほんとね、こういうところは旅館飯が最高なんですよ。
左上のから揚げは金目鯛ですし、
当然煮付けもつきます。
伊勢海老の鬼ガラ焼も付いた上に、朝食には伊勢海老の味噌汁も付きました。
しかもこれで1万ちょっとでいいんだから、安いのなんのよ。関東近郊でこの破格の安さ、ホント御宿っていい所です。まぁシーズンにもよるんでしょうが。
ちなみに千葉駅のビジホを朝早く出たので、時間が余りまくりで昼は勝浦を探検しておりました。見てください、この白ネギ、玉ネギ、青ネギの美しい彩を。汗だくになりながら街中を散策して、このクソ辛い勝浦タンタンメンを瓶ビールで流し込むわけです。それから電車で一駅、御宿に戻って塩を吹き始めたシャツを脱ぎ捨てて、温泉にドボン!というね。控えめに言って最&高。
なお、お土産は落花生羊羹にした模様。
御宿楽しかったー。