温泉美食倶楽部活動報告書

温泉の成分分析表に興味ある人向け

61・トムラウシ温泉

温泉

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満を持して登場。北海道内で特に行きづらい場所にある名湯。

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浴場全体の様子。ホテルは1軒、東大雪荘のみで、何と冬でも営業しているらしい・・・。

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内湯・高温浴槽。透明度の高い、美しい湯だ。

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露天風呂。その道のりは非常に険しいが、設備がキレイなので初心者にも入りに来やすい。

 

成分分析書

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湯の色からも判るが、成分自体は濃い湯ではない。

塩化物・炭酸水素塩泉であるが、ここは海から遠く離れた山奥の秘湯だと云う事を考慮してもらうとよいだろう。水の美しさを堪能すべき温泉。

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浴槽の広さが結構あるので、加水はやむなし。

だが、極力源泉を優先して使ってくれているようだ。

 

概要

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トムラウシ温泉がどれだけ行きづらい場所かと云うのはこの画像を見てもらえるとわかると思います。辛うじて舗装されているとはいえ、山道に入ってから片道50km位あるからね・・・。ガソリン残量には充分注意しましょう。

地形からも判る通り大雪山系の南側、山々に包み込まれたかのような場所にあるトムラウシ温泉は海から遠く離れた火山性温泉です。

熱源は火山性地熱だが、水源は大雪山に降り注いだ雪が地下深くに染みた霊水です。

磨かれた水は透明度の高い温泉となって湧き出し、大地に磨かれた良い香りがします。

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ホテルのすぐ前にある源泉地。湯気を濛々と吐き、確かに高温源泉である事をうかがわせる。なんせ91.2℃ですからね・・・。

しかしこんな山奥によく見つけたものだ。

 

総評

やはり大雪山周辺の温泉は一味違う。個性も様々だが、ここの湯は硫黄分は殆ど含まれていない。カテゴリ上は塩化物泉にあたる温泉だが、入った感じは単純泉を感じさせる肌触り。透明度の高い湯は見た目にも非常に美しく、高温であるが故に匂いも殆ど有機物を感じさせない爽やかな鮮度がある。

 

この東大雪荘は館内も結構立派なホテルで、浴場の清潔さも申し分なく初心者でも充分堪能できる設備なのはありがたい。

温度管理の都合上やはり露天風呂の方が源泉割合が高いのではないかと思うが、内湯は高温浴槽と低温浴槽の二つに分かれており、高温浴槽の方は結構ガツンと来る温度がありました。より源泉を感じたいならやはり露天と高温浴槽に入るべきであろう。

 

前述の通り、国道から逸れて山道を延々50km位走らないと辿り着けないという秘湯中の秘湯ですので、「ついで」で寄る事の出来ない温泉です。

 

しかし・・・それでも尚、行く価値のある温泉ですよ。

間違いない。

 

美食

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全然トムラウシと関係ないんだけど、実はこの温泉は知床から帰る際にフラリと立ち寄った日帰り入浴だったので、往復100kmの山道を走りそのあと南富良野から札幌に戻りました。そらもう札幌到着したら深夜よ。

写真は南富良野の道の駅で食べたプリンと牛乳とポテチ。

トウモロコシのプリンも美味かったけど、フロマージュプリンがくっそ美味かった。

牛乳は・・・やっぱ道南だな!