温泉美食倶楽部活動報告書

温泉の成分分析表に興味ある人向け

111・摩周温泉・亀の湯(鐺別温泉)と泉の湯(町営温泉)

温泉

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亀の湯の施設外観。かなり年季の入った、古い銭湯だ。

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浴場は一つ。カランもあるが、クソ熱い源泉を水で薄めながら使うタイプだったので。床に座って関西方式で浴槽の湯で身体を洗って入った。

 

成分分析書

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源泉74℃!成分的には薄めのナトリウム・カルシウム/塩化物・硫酸塩泉。

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こちらは泉の湯の分析表。

2源泉の混合泉の為か、少し成分が濃い。

表示こそ異なるが、概ね同じ泉質の温泉と言っても間違いないだろう。

 

概要

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駅名は摩周なんだけど、町自体は弟子屈町という名前です。

弟子屈町摩周温泉郷と呼ばれていて、町のあちこちに温泉が湧き出ています。

上の地図は亀の湯の場所ですが、変電所の近くに泉の湯があります。

いずれも屈斜路湖系の熱源なのですが、やはり硫黄山からは離れていると云う事もあって、透明な温泉が多く発生しています。

 

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泉の湯もこんな感じで亀の湯といい勝負で古い。ただ、どちらも200円で入れると云うのがスゲー。って事は、亀の湯も実は町営なのか?

 

町の外れにある亀の湯は旧名を鐺別(とうべつ)温泉といい、源泉名は桜丘温泉という。摩周温泉でもあり鐺別温泉でもあり桜丘温泉でもあるわけだ。うむ、ややこしい。

 

地域的に概ね同じ水脈の同じ地熱で温められてる温泉っぽいので、まぁ摩周温泉って括りで良いと思いますがね。

 

ちなみに・・・

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冬は気温がこれくらい普通に下がる地域です。

恐ろしく寒い!だが・・・!

だからこそ!ここの温泉は古くから町民に愛されてきたのでしょう。

 

総評

泉の湯、亀の湯ともにクッソ熱いのがまず最初のポイント。

亀の湯はまだ浴槽が小さいので、適度に調整はされているが、それでも足の指先にピリピリくるような温度で湯が張られていた。

体感的には泉の湯の方が浴槽が広く、利用者もまばらだったために湯温も熱く感じた。

 

とにかく熱い事が共通する両湯だが、浴感もほぼ差がない。

ほぼ単純泉に近い程の薄めな湯である事から、特別な匂いもないしクセが無く入りやすい。江戸っ子が好みそうなお風呂と言えば分かりやすいかもしれませんね。

 

それでも古くから極寒の地で暮らす弟子屈町民の手足を温めてきた温泉だけに、浴後はマイナス10℃を下回る空気でも簡単には湯冷めをしません。

適度に硫酸塩も入っている事が効率の良い温熱効果を醸し出しているものと思われます。

 

熱いのが好きなら是非一度お試しあれ。

 

美食

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弟子屈と言えばやはりこのくまうしの豚丼弟子屈ラーメンを思い出してしまう訳ですが、この日はこのあと標茶経由で帰ったので、標茶で食べた・・・

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あげ冨のホルモン味噌煮込みラーメンを推したい。

味噌ラーメンというか、モツ味噌煮込みに麺が入っているという感じ。

ホルモンがかなり大量に入っており、ボリュームバッチリでしたな。

外もクソ寒かったし、温泉の後に食べるにはうってつけのメニューでした。