温泉美食倶楽部活動報告書

温泉の成分分析表に興味ある人向け

106・コタン温泉

温泉

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施設外観。かなり年季の入った公共浴場。

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浴室に入った瞬間鼻にツンとくるアブラ臭。

これはマニア大喜びですよ・・・。

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湯は茶色いというよりは黒い。火山質故の色なのか、それともモール由来なのかはイマイチ判別できない。いずれにせよここ屈斜路湖は火山の火口部に位置する部分なので、辺りには様々な温泉が湧いている。

 

成分分析書

 

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見た目と匂いのインパクトはあるものの、成分は意外な程薄めの重曹泉。

ほぼ単純泉に近いレベルの塩分濃度であるが・・・。

 

概要

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屈斜路湖畔に湧くコタン温泉は結構昔から知られていた温泉らしい。

コタンって名前がつくくらいだから、その昔アイヌの人々も浸かりに来ていたのだろうか?そういえばちょうど今アニメでゴールデンカムイが放映中ですが、硫黄山屈斜路湖辺りに杉本一行が来ていたので、もしかしたらこのコタン温泉も漫画のモデルになっている温泉の一つかもしれませんね。

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ちなみにこのコタン温泉は公共浴場とは別に無料の露天風呂も整備されていまして、キャンパーには割と大人気のスポットだったりします。

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入っている人がいたので直接浴場は写しませんでしたが、入口はこんな感じで、湖に面した大変素晴らしいロケーションです。

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湖畔にも湯が出ているのか、辺りは野良白鳥だらけだった。これ餌付けされてるわけじゃなくて、全部野生です。

 

総評

この辺りの温泉といえばやはり川湯の酸性泉が有名なわけですが、このコタン温泉もまた個性の強いガッツリ油系の温泉であり、湯に漬かった印象としても肌にねっちょりと張り付く有機物系の温泉という印象を受けました。

 

浴場は写真の通り内湯一択で、カランからも温泉が出ています。

源泉は70℃近くあるためいくらか水で埋めながらでの運用ですが、自分としては体感で43℃位に感じたが、それでも地元の爺さんに聞いたら「今日はぬるい」とか言ってたので、恐らく季節によっては44~45℃位の温度調整で運用されているものと思われます。やっぱ源泉割合はそれなりに高く維持されているようですね。

近所でも熱い湯と云う事では有名な浴場のようです。

 

それらに加えてこの鄙びた感じ・・・たまらんね。

泉質ガチ勢を自認するワイとしても納得の高評価です。

 

美食

この時は屈斜路湖に向かう途中で標茶の多和平に寄ってきたんですが、

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多和平ってこんな所なんですよ。

バイク乗りは是非一度ここまで走りに来てもらいたいね。本当に感動するくらいデッカイドーなところです。

 

さて、そんな多和平で食したのが・・・

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ジャガイモが丸々一個ぶち込まれたビーフシチュー。

肉はとろとろに煮込まれていて、繊維質が柔らかくなっていて大変美味でした。

標茶は以前紹介した道東屈指の優良モール泉・標茶温泉

sticknumber31.hatenablog.com

もあるので、是非そちらも立ち寄っていただければと思います。