98・油川温泉
温泉
施設外観。そもそも営業してるのか不安になる佇まい。
成分分析書
源泉25.2℃。ほぼ湧き水だが、ギリギリ温泉の括りになっている。
成分総計も622mg/kgと1000mgを下回っており、0.2℃差で温泉を標ぼうできるという、湧き水との境界点にいる温泉。
概要
同じ青森市内でもここまで離れるともう狙って来ない限りまず来ないでしょう。
青森市の郊外、閑静な住宅街の中にひっそりと佇む温泉銭湯です。
施設外観もそうですが、どうよこの渋い入口・・・。
伝統的東北スタイルの脱衣所。籠がいい味出してる。
浴場内は一人お爺さんがいたので遠慮して外から撮ったのだが、東北の銭湯は大体このスタイル。カランの奥に浴槽があるのだが、入口手前の左手には何故かサウナがある。
ここは浴場外にサウナがあるスタイルなのだ。
これは施設の外にドバドバと放流されていた源泉。
湯の温度は高くないが湧出量は豊富なこの油川温泉。
勿体ない感じもするが、この手の冷たい温泉は銭湯としてやっていくには諸々の事情があるようで・・・。
総評
湯量の豊富な油川温泉だが、銭湯が銭湯としてやっていくためにはやはり温かいお湯が必要なようで、この油川温泉では加温したお湯を循環消毒する事でその燃料コストを最小限にとどめての運営を行っている。
浴場に入ってまず感じるのは塩素消毒の匂いであり、確かにこの規模の銭湯でコスト面を考えたら、加温&消毒による循環式もやむ無しかな・・・と思う。冷たい源泉をドバドバ放流しながら加温してたら、燃料費がいくらあっても足りないからね・・・。
しかしそこは東北の温泉魂。
この銭湯には小さいながらも源泉をそのまま掛け流している水風呂があったのです。
25℃の源泉は外に放流してあった写真と同じように銀色の家庭用浴槽にドバドバと掛け流しされていて、サウナ利用客のオアシスとなっていた。
入浴感であるが、加温浴槽はほぼ通常の銭湯と変わりない浴感であった。
温かいが、芯まで熱が通るにはやはり時間がかかる。
しかし源泉の水風呂は25℃と比較的入りやすいため、沖舘温泉と同じように何度も入り直す事でしっかり身体を温めるとよいだろう。
源泉はちょろっと舐めてみたが、塩類泉ではない為ほとんどしょっぱさもなく、むしろ甘さを感じた。
源泉を水風呂として提供しているという点において、個人的には満足できたお風呂でした。
美食
美食・・・ではないけど、新青森駅で買ったスイーツ3種。
フルーツ餅・アップルパイ・カスタードシュークリーム
やっぱアップルパイは頭一つ抜けて美味い。
楽しいよねー、新青森駅。