93・壮瞥温泉
温泉
反射で黒っぽい湯に見えるが、ほぼ透明です。
この通り。水源が洞爺湖の水だと思われるが、透明な低濃度重曹泉です。
成分分析書
混合泉で44℃。敢えてちょうど良い温度にして掛け流しにしている・・・?
以前も洞爺湖温泉の記事は書いた事があるのだが、
近いけども別源泉。
今回泊まったのはホテル中の島という、昭和新山よりの施設です。
概要
昭和新山に繋がるであろうこの大地は、豊富な水をたたえる洞爺湖によって水をくべられ、透明感のある湯を放ち、この地に溢れる。
右にあるアイツが熱源。
そしてこれが水源。温泉は熱源と水源があって初めて湧くんやな。
総評
洞爺湖温泉は観光観光していてあまりかけ流しをしている施設が無かったので、個人的に少し敬遠していた所があったんだけどな・・・。
探してみればあるものです。源泉かけ流し。
とはいっても、洞爺湖温泉は多くの施設で温泉を引いているため、混合泉。
洞爺湖で単一源泉の温泉施設はまだ見つけた事がない。
えー、お湯の評価で云うと、道内では珍しい透明な重曹泉ということで、久々に清々しい気持ちで入る事が出来た。しかしよく観察すると透明な中に仄かに黄色っぽい色が。あー、やはりちょっとモール質?っぽい何かがありますねこれ。
成分分析書からも解りますが、そこまで濃い湯ではないです。
お湯の温度は44℃掛け流しだが、浴槽ではちょうど42℃位になっていて、入りやすい温度で張られていた。pHはほぼ中性よりの弱酸性、モール成分も弱いためにツルツルとした感じはなし。いい意味で癖のない温泉だったが、炭酸水素イオンはボチボチ溶けているため、浴後の血管拡張作用は充分感じる事が出来た。
クセのない温泉は飽きの来やすい温泉ともいえるが、万人受けしやすい。
まぁ洞爺湖は観光地なので、こういうお湯で正解といえば正解なのでしょう。
美食
秋の新サンマ。北海道らしく刺身で頂きます。トロットロよ。
洞爺湖の温泉街には飲み屋が何軒かあるのだが、意外にもボッタくりじゃない店が多い。というか、今のご時世では日本は世界に比べてかなり貧しくなってしまいましたからね・・・正直もっと価格はとってもいい位なんだろうけど、住民の金銭感覚が多分昔のままなんだと思う。
壮瞥町産のシイタケ天婦羅。小ぶりだが美味かったね。
冬に寝かせたジャガイモだが、インカの目覚めです。馬鈴薯に比べて身がしっかりとしていて、甘くて美味い。
伊達市の地鶏の手羽先。これめっちゃ安かった。多分300円位。
そしてこれは二軒目のバーで見つけた非売品の一品・ウニの塩漬け。
左がエゾバフンウニで、右がムラサキウニなんだけど、食感は味噌なんだけど味が完全にカラスミでめっちゃ酒が進んだ。温度カラスミ・・・。
これはお店のマスターが個人的に制作して、お酒の通の人にだけ出すんだって。
やはり美食倶楽部の総帥である我のオーラを察知したのだな?
やったぜ。