温泉美食倶楽部活動報告書

温泉の成分分析表に興味ある人向け

84・茅沼(シラルトロ沼)温泉

温泉

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何故か建物や内部の写真が無く、茅沼の写真だけが残っていたので掲載。

記憶が確かならばホテルと一緒になった施設で、宿泊も可能だったはず。

 

成分分析書

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住所でもう草。コッタロ原野の127-10ってよ・・・。

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塩分が濃く、等張泉ですな。源泉47℃。

 

概要

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釧路湿原界隈はその昔は海だったのだろうか?釧路市内の温泉共々、高濃度の塩が含まれている。この茅沼は釧路から標茶方向に少し走った先にある温泉だが、ここも結構な濃度も塩化物泉だった。

市内の温泉との違いは、明らかにこちらの方がモール泉であるという点。独特の有機物臭がして、湯の色も多少濁っている。

 

白鳥がいるシラルトロ沼(茅沼の別名?)の外れにある事から、シラルトロ温泉などとも呼ばれるとか。広大な敷地があり、広々としたパークゴルフ場を併設した設備だが、周囲は見渡す限り鬱蒼とした未開の湿原地帯であり、夕暮れ時に来るとなんかこう、うすら哀しくなってくるような風景である。この周辺は異常にエゾシカがおり、昼夜問わず平然と道路に出てくるので、アニマルアタックに要注意だ。

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半分野生なのか、駐車場にはヤクザのドンみたいな筋骨隆々の雄猫がいた。

フレンドリーだが油断すると爪を立ててくる侮れない奴だったぜ。

 

総評

温泉としてはモールと塩化物泉が半々といった感じだろうか。

設備は比較的新しめなので、若干量の加水と塩素消毒の循環式と思われるが、そこそこの強塩泉なのであまり湯の劣化は感じなかった。

 

湯はモール泉を名乗るには色が薄すぎる感じだが、黄色がかった湯は浴後に塩化物泉らしい火照りがあった。標茶まで結構距離があるので、その間の休憩地点と考えれば使いやすい施設かもしれない。

 

この湯のスペックは決して悪いわけではないのだが、

直ぐ先の標茶には超ド級の自噴モール泉

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があった事から、この温泉をあえて選んで立ち寄る事はその後は無かった。

 

美食

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道東はクソ寒いので、釧路市内にもある山岡家でラーメンを食べよう。(提案)