83・うらほろ留真温泉
温泉
施設外観。混んでいたので浴槽写真は無し。
設備は新しいものの、かなり辺鄙なところにありますよ。
成分分析書
pH10!ここに入りに来た理由は、このスペックに惹かれたに他ならない。
十勝周辺は何処もモール泉が出る中、ここのように透明な単純硫黄泉が出るのは珍しい。源泉は約30℃。
概要
解りますかね?この辺鄙さ。西に帯広、東に釧路を望み、ちょうど中間地点にある浦幌町の国道から、かなり山奥に入って行かないとこの温泉に到達する事は出来ません。
道はそこまで険しくはないのだけど、高速側からはいけない。
・・・ので、国道を池田町から浦幌に流れてそこから農道に入る必要があります。
ある意味トムラウシ温泉並に行きづらい場所にありますね。
帯広からカーナビ通りに走ったのだが、ルートが悪かったのか何故か途中で未舗装の道もあった。まじデッカイドーな風景が広がる。
総評
pH10の単純泉という事で否応が無しに期待が高まる留真温泉だったが、辺鄙な道道の先にあったのは割と最近建てられたとされる日帰り入浴施設だった。
ごく最近建てられた温泉施設ってのは洗い場などが清潔で素晴らしい反面、衛生管理に厳しい審査があると云う事もあって、ここの温泉は加温&循環&消毒という鉄板設備だったんですよねー。
本来はとろみを楽しむ筈のアルカリ泉も、塩素で消毒してしまえば割と台無しに。
湧出量が細いのか、源泉を直で流す水風呂もなく、仄かに残るツルツルとした肌触りを「惜しい・・・実に惜しい・・・。」と唸りながら入る事に。
いや、これはこれでいいんです。
かなり奥まった場所にあるこの入浴施設は、長い運転の終わりをドライバーに告げ、ようやく車を停めてホッとできる安心感をもたらしてくれる。浴場はおろか館内もピカピカなので、家族連れには使いやすい施設だし、どちらかと云うと大衆向けのお風呂である事は間違いない。
ただなー、泉質ガチ勢としては・・・どうしてもモニョる所がある。
露天風呂は比較的とろみが強く源泉割合が高かったように感じるが、お湯の鮮度は循環によりやや草臥れた感があったので、やはり元の源泉湧出量が細いのかもしれません。
美食
留真温泉では蕎麦を食いました。道東は流石に蕎麦が旨い。
ちょうど新蕎麦の時期だったし、水もキレイですからね・・・。
あぁん?餡掛けチャーハン?
帰りに立ち寄った道の駅うらほろではこの白い餡掛けチャーハン(意味深)を食べたのですが、蕎麦食った後だったのにペロリと完食できてしまった。
やっぱ餡掛けチャーハンは歪みねぇな。