温泉美食倶楽部活動報告書

温泉と適当に飯など

74・式根島温泉(地鉈温泉・松が下雅湯・足付温泉)

温泉

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松が下雅湯は整備された観光用露天風呂。

海水浴場の近くにあり、足湯のほか、水着着用で入れる。

潮の満ち引きに左右されないと云う事で、源泉は地鉈温泉と同じではないかと思われる。

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通称外科の湯と呼ばれている足付温泉。

海と一体化しているため、入るにはちょっと勇気が・・・。

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そして秘湯・地鉈温泉。式根島最大の目的。

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地鉈温泉湧出部位。海の直ぐ傍にあるが、70℃もある為もう少し潮が満ちないと入れない。

 

成分分析書

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足付温泉に関しては海と一体化した浴槽しかないため、成分表なし。

こちらは島で唯一の入浴施設・憩いの家に掲示してある成分分析書になります。

約3.3%の塩類・・・海水やな!!と思いきや、鉄分が多いので間違いなくこれは温泉。

 

概要

式根島は東京都の一部で、フェリーで行けるセブンアイランドの中では最も小さな島となります。

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セブンアイランドとは即ち、この地図上で見ると上から

大島、利島、新島、式根島神津島、三宅島、御蔵島の7つになります。

この他、さらに南に行くと八丈島青ヶ島と続いて、定住者がいる島としては最南端となる小笠原諸島の父島・母島になるわけですな。

 

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そんなわけで旅の始まりはまず島の探検から開始。

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たたき丸とはおにぎりを魚の練り物で包んであるものですが、中の具にくさやがある辺りが伊豆諸島らしい。

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島の南東側には江戸時代に結構悲惨な塩年貢を強いられた記録を示す史跡が。

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江戸時代の人の墓だが、今でも大切にされている。

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塩を精製していた塩釜の跡。

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塩釜の近くには美しいビーチが。ラミレスビーチ♂。

そしてここから海沿いを西に歩いて行くと・・・

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これが松が下雅湯。漁港の直ぐ近くにあり、脱衣所完備。

水着でしか入れません。

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雅湯の引き湯だが、相当に熱いため、海水を注いで温度調整している模様。

つまり、ここのお湯は地鉈源泉&海水という事なんやな。

当然であるが、かなりしょっぱかった。

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で、そこからさらに西に歩くとこの足付温泉があるのだが・・・

この時は潮の状態が芳しくなかったのか、ぬるい上になんか色々浮かんでて小汚かったので、入浴はせず。ここも脱衣所があって、水着着用の温泉になります。

というか、海水と違いが判らんかった・・・。

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さて、この足付温泉から少しだけ山を登り、西に向かうと地鉈温泉があります。

その途中にこのお湯加減の穴があるのですが・・・これがどうも温泉のお湯の状態を知る為の穴だそうで、日によって温度が違うのだそうな。

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地鉈温泉はその名の通り地面を鉈で割ったような地形の先に湧く海中温泉です。

結構険しい坂道を地道に下ってゆきます。

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道中の崖に削ってあった昭和のイキリ親父達のラクガキ。マナー悪いけど、戦時中の物もあってある意味歴史遺産と化し始めてる。でも、石を削って落書きをするのはやめようね!!

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海側から見た地鉈温泉。ここは源泉温度が高い為無菌。

とてもじゃないが足すら漬けられない熱さだ。

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赤茶けた色が鉄分の存在を主張している。

相当温まるのだろうが、海水と混じった部分で浸かる事になります。

適温部分では波も打ち付けるし海藻が生えまくってて、正直入ってて気分の良いものではなかった。

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そのため、島で唯一の入浴施設である憩いの家にGO。野天風呂が苦手な人はここに来るべし。源泉は同じです。

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何故今回この地鉈温泉を目的にしたのかと云うと、この地鉈温泉は露天風呂番付東の横綱に列されているのである。宝川温泉も行った事あるので、東の横綱は制覇だ!!

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こちらが憩いの家の浴槽。地元民にも愛されている公衆浴場だ。

この日の浴槽温度は43℃だったが、地元のおっちゃん方は熱い熱いと云いながら入っていた。函館の温泉に入り慣れているので、自分は別にどうという事は無かったのだが、どうも島民は熱い湯は苦手なようだ・・・。

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ケロリンに注がれたのは源泉。

源泉は湧出時には透明。空気に晒される事で赤茶けて行きます。

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浴槽は加水のみ。74.4℃だから加水はしゃーない。

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この他、島はほぼ一周歩いて回ったのですが、流石に火山で出来た島だけあって、奇岩立ち並ぶ風景は雄大そのもの。この写真では向こうに新島が見えています。

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島で最も高いところまで登ると、このような絶景が待ち受けていました。

向こうには新島と利島も見えています。海青スギィ!

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絶景だったけど歩いて回ったら熱中症になりそうになった。

原付借りてもよかったかもね。

 

総評

秘湯感という点では申し分のない温泉でした。

ただ、野天風呂に関してはどうも自分はあまり求める方向性が違うようで、どうせ入るなら浴用に整備された風呂に入りたいマンとしては、やはり憩いの家を推したいです。

 

源泉としては地鉈温泉と共通。成分分析書からも解る通り、海水と同じ強烈な塩泉です。お風呂の温度も高めという事もあって、水シャワーを浴びて出たにもかかわらず浴後は大量に汗が吹き出します。ポカリスエット買っちゃったもんなぁ。

 

海水ベースなので日焼けした後はお湯が滲みるのに注意だが、新陳代謝を促すのには申し分のない温泉でありました。ここまで塩分が濃いとちょっとしたサウナ並みに汗が出ます。

 

なにより東京から遠く離れたこの離島で入るってのが何とも言えないじゃないですか。この温泉は泉質云々というよりも、転地効果を最大限に評価したい温泉ですね。

 

美食

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旅館メシその1。

とにかくどの島に行ってもアシタバ推しの伊豆諸島だが、この式根島に関しては真鯛の養殖をしているので、鯛の刺身が流石に旨かった。

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二日目はべっこう寿司などにも使われる真鯛の漬け。

醤油、みりん、島トウガラシで味を付けた鯛の刺身は絶品だ!

イカケンサキイカとかいう奴です。歯ごたえが凄いあるけど、この辺は好みかなぁ。

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前述しましたが、島内には真鯛養殖場があります。

海と一体化した生け簀で養殖されていて、クソデカイ鯛がうようよしていていた。

生育環境的にも海とほぼ変わんないね、これ。

 

ただ、式根島自体はもう漁業は殆ど行われていないようで、島内には鮮魚を食える店が一軒もありませんでした。ほぼ観光業にシフトしてるんですね・・・。

 

こうしてみると、島での産業をどう維持するのかって、非常に難しい問題なんだなーというのを改めて感じさせられた。漁業がまだ普通に盛んで、安くてうまい肴がホイホイと流通する道南は凄く良い所なんだなーと改めて実感しています。

 

今回は以上!!次回、おまけで新島編。