温泉美食倶楽部活動報告書

温泉の成分分析表に興味ある人向け

44・滝の湯温泉

何処の滝の湯?→北海道の留辺蘂辺りにある温泉です。

 

温泉

f:id:sticknumber31:20180130001438j:plain

町営の足湯。

f:id:sticknumber31:20180130002854j:plain

小浴槽。透明だが、仄かに硫黄を感じさせる色か?

f:id:sticknumber31:20180130003158j:plain

主浴槽。新鮮な湯の香りが漂っている。

 

成分分析書

f:id:sticknumber31:20180130003503j:plain

潔い位に綺麗な単純泉

溶存型(イオン型)の硫化水素があるのがポイントで、これが良い香りを醸し出している。

 

概要

f:id:sticknumber31:20180130004215j:plain

今回泊まったのは滝の湯センター夢風船と云う所ですが、今地図を見ていて気付いたのだが、遠別つるつる温泉の直ぐ近くだったのね・・・。

夢風船の裏にはふれあいの里という公園が整備されていて、なんだか長閑な雰囲気です。

 

位置的には国道39号の、層雲峡から東に石北峠を抜けた先にある最初の温泉です。

ここから東に行くと温根湯温泉があり、この界隈は層雲峡から続いてぼちぼち有名な温泉が軒を連ねる道となっています。

 

峠を越えると長閑な農道が広がり、特産の玉ねぎっぽい何かを育てている風景が広がっています。地質的には層雲峡方面とはまたグッと変わり、ここ滝の湯温泉では柔らかな単純泉が湧出しています。モール質もなく、道内では割と珍しい温泉地帯ではなかろうかと思います。

 

総評

分析表の通り、成分総計0.259g/kgの超単純泉です。

そのうち2.3mgは溶存型の硫化水素であり、ガス型の硫化水素が含まれていないの特徴であります。ガス型の硫化水素が無いという事は、理由は不明だけど相当高い圧力で硫黄分が液相に押し込まれてるという事です。自噴では無さそうなので、硫黄脈が何処にあるのかが気になる所ですが、直ぐ近くにある大雪山とかに由来するんでしょうかね。

 

さてお湯の特徴ですが、写真にある通り透明で仄かに硫黄の香りが漂う良泉です。

温泉は溶存成分が薄くなればなるほどpHは上がり、アルカリに寄る傾向があります。

ここの温泉もpHは9.6あり、なかなかのアルカリ性です。近くに遠別つるつる温泉がある通り、浴感は本当につるつるしていて心地が良いです。

混合泉ではありますが源泉も44℃と掛け流しに適した温度で湧出しており、高還元性の所謂活きの良い湯が配湯されていました。

 

とにかく、湯が柔らかく、活きが良く、重くないので、療養するにはうってつけの湯だと思われます。

老後はこういう所で毎日伸び伸びしたいものですな。

 

美食

f:id:sticknumber31:20180130010549j:plain

北見と云えば焼肉です。玉ねぎの聖地・北見は何故か焼肉文化なのです。

北見市内の焼肉屋で写真の様な豪遊をしましたが、ホルモンが美味かったですよ。

肉は何故か上州牛でしたけどね・・・。レモン冷麺が美味かった。